国内

《一緒に東大進学は難しい現実》悠仁さまの進学先「東京大学への推薦入学」へのハードルは下がっても“ご友人との関係継続”が大問題に

高校生活ではバドミントン部も経験

高校生活ではバドミントン部も経験された

“将来の天皇”である悠仁さまにとって、幼い頃から大学まで寄り添い、気の許せる「ご学友」の存在は、これからの将来を考えても不可欠だ。ところが、最高峰の国立大に進学するとなれば、ご学友について難しい舵取りを迫られることになる──。

 東京大学には、2つのメインキャンパスがある。赤門や安田講堂が有名な「本郷キャンパス」(文京区)と、主に大学1・2年生が学ぶ「駒場キャンパス」(目黒区)だ。

 駒場キャンパスの正門をくぐると、正面に石造りの五連アーチが印象的な「1号館」と呼ばれる時計台がある。1933年に完成し、国の有形文化財にも指定されている建造物だ。

 しかし現在、その1号館は立ち入りが制限され、一部は工事用フェンスやカラーコーンに囲まれている。この8月上旬から、内外装の改修などの工事が始まったのだ。工事が終わるのは、来年3月末──新入生は、リフレッシュした“キャンパスの象徴”に迎えられることになる。

 8月25日、京都で「国際昆虫学会議」の開会式が開催され、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまが出席された。

「秋篠宮ご夫妻は“公務”として、一方の悠仁さまは主催者側から個別に招待されての“私的”な参加という扱いでした。そのため、悠仁さまは開会式を客席からご覧になりました」(皇室記者)

 濃紺のスーツにレジメンタルタイ姿の悠仁さまは、一般参加者の席の前方で関係者に挨拶され、そのまま着席。開会式が始まると、秋篠宮さまが壇上で挨拶される様子を見上げられた。

 会場では、悠仁さまが国立科学博物館の研究者らと共同で取り組んできた、皇居(東京・千代田区)のトンボの生態についてのポスター展示も行われた。

「開会式前には、秋篠宮ご夫妻も交えて関係者と昼食を取りながら懇談し、開会式後も各国の研究者とディスカッションされたそうです」(前出・皇室記者)

 悠仁さまは、普通の高校生では到底経験できない“貴重な時間”を過ごされたようだ。

 その悠仁さまは、9月6日に18才の誕生日を迎えられる。注目されるのは、現在、筑波大学附属高校3年の悠仁さまの進学先。本命視されているのは東京大学だ。東大には、昆虫や自然環境について学ぶ「自然誌」を志されている悠仁さまにふさわしい農学部がある。

 進学には、課外活動の実績などを基に合否を決める「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」を利用されるともっぱらだ。研究成果やコンテストなどでの活動実績といった条件は、悠仁さまの場合、学術誌にも掲載された“トンボ論文”で充分に満たされる。その上、トンボの研究成果を発表した昆虫学会議にもご本人が参加された。

「“皇族の務め”として特別に招待されたのではなく、“昆虫研究のエキスパート”として学会に赴かれたということです。この実績は、選考にあたって大きなアピールポイントになることは間違いありません」(大学受験業界関係者)

 大学入学共通テスト(旧センター試験)で8割以上の得点が目安との条件も、6月末に東大が開催したオンライン説明会で「あくまでも目安で、必ずしもそれが達成できていないからといって、100%落ちるわけではありません」としきりに強調されていたため、ハードルはぐっと下がった。

関連記事

トピックス

東日本大震災発生時、ブルーインパルスは松島基地を離れていた(時事通信フォト)
《津波警報で避難は?》3.11で難を逃れた「ブルーインパルス」現在の居場所は…本日の飛行訓練はキャンセル
NEWSポストセブン
別府港が津波に見舞われる中、尾畠さんは待機中だ
「要請あれば、すぐ行く」別府湾で清掃活動を続ける“スーパーボランティア”尾畠春夫さん(85)に直撃 《日本列島に津波警報が発令》
NEWSポストセブン
宮城県気仙沼市では注意報が警報に変わり、津波予想も1メートルから3メートルに
「街中にサイレンが鳴り響き…」宮城・気仙沼市に旅行中の男性が語る“緊迫の朝” 「一時はネットもつながらず焦った」《日本全国で津波警報》
NEWSポストセブン
津波警報が発令され、ハワイでは大渋滞が発生(AFP=時事)
ハワイに“破壊的な津波のおそれ” スーパーからは水も食料品も消え…「クラクションが鳴り止まない。カオスです」旅行者が明かす現地の混乱ぶり《カムチャツカ半島地震の影響》
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月16日、撮影/横田紋子)
《モンゴルご訪問で魅了》皇后雅子さま、「民族衣装風のジャケット」や「”桜色”のセットアップ」など装いに見る“細やかなお気遣い”
夜の街での男女トラブルは社会問題でもある(写真はイメージ/Getty)
「整形費用返済のために…」現役アイドルがメンズエステ店で働くことになったきっかけ、“ストーカー化した”客から逃れるために契約した「格安スマホ」
NEWSポストセブン
牛田茉友氏はNHKの元アナウンサーだったこともあり、街頭演説を追っかける熱烈なファンもいた(写真撮影:小川裕夫)
参院選に見るタレント候補の選挙戦の変化 ラサール石井氏は亀有駅近くで街頭演説を行うも『こち亀』の話題を封印したワケ
NEWSポストセブン
大谷家の別荘が問題に直面している(写真/AFLO)
大谷翔平も購入したハワイ豪華リゾートビジネスが問題に直面 14区画中8区画が売れ残り、建設予定地はまるで荒野のような状態 トランプ大統領の影響も
女性セブン
技能実習生のダム・ズイ・カン容疑者と亡くなった椋本舞子さん(共同通信/景徳鎮陶瓷大学ホームページより)
《佐賀・強盗殺人》ベトナム人の男が「オカネ出せ。財布ミセロ」自宅に押し入りナイフで切りつけ…日本語講師・椋本舞子さんを襲った“強い殺意” 生前は「英語も中国語も堪能」「海外の友達がいっぱい」
NEWSポストセブン
大日向開拓地のキャベツ畑を訪問された上皇ご夫妻(2024年8月、長野県軽井沢町)
美智子さま、葛藤の戦後80年の夏 上皇さまの体調不安で軽井沢でのご静養は微妙な状況に 大戦の記憶を刻んだ土地への祈りの旅も叶わぬ可能性も
女性セブン
休場が続く横綱・豊昇龍
「3場所で金星8個配給…」それでも横綱・豊昇龍に相撲協会が引退勧告できない複雑な事情 やくみつる氏は「“大豊時代”は、ちょっとイメージしづらい」
週刊ポスト
NYの高層ビルで銃撃事件が発生した(右・時事通信フォト)
《5人死亡のNYビル乱射》小室圭さん勤務先からわずか0.6マイル…タムラ容疑者が大型ライフルを手にビルに侵入「日系駐在員も多く勤務するエリア」
NEWSポストセブン