ただ、女子アナの起用で数字が変わるケースもあるという。
「大人数が集まれば、女子アナは視聴率を取れるコンテンツになります。たとえば、『めざましテレビ』は加藤綾子、山崎夕貴、三田友梨佳らの局アナを起用し、前番組の『めざましアクア』には皆藤愛子、長野美郷、高見侑里というセントフォースのエース級が花を添えています。出勤前の男性視聴者にとって、これだけの美女が揃う『めざまし』はやはり魅力的でしょう。
フジでは、以前『女子アナスペシャル』を新春特番としてゴールデン帯で放送し、高視聴率を獲得していました。これも、大人数の女子アナを集めた成果だと思います。
古くは1993年、日本テレビが永井美奈子・薮本雅子・米森麻美の3人で『DORA』というユニットを結成。本当は、逸見政孝や美川憲一などが出演していた音楽番組『夜も一生けんめい』での1度きりの企画だったのですが、その回が高視聴率だったため、本格的な活動をすることになったという経緯もあります」(同前)
女子アナ一人だけでは視聴率に大きな影響がなくとも、複数人集まればそれなりに影響があるようだ。