芸能

中居正広の柔軟で謙虚な司会 独立騒動でも評価揺るがない

SMAPリーダーでもある中居には「司会は名人芸」という声も

 SMAP独立騒動で、ジャニーズ事務所からの独立組のリーダーとして名前が挙がったのが中居正広(43才)だ。結局、独立はなくなったが、彼の司会者としての力量なら、独立して事務所の後ろ盾がなくなっても充分、活躍できたという声は今でも根強い。改めて中居の司会者としての実力に注目してみたい。『トップ・インタビュアーの聴き技84』の著書があるテレビ解説者の木村隆志さんが分析する。

 * * *
「SMAPのメンバーかどうか」は関係なく、中居さんの司会スキルはすでに芸能界トップクラスであり、その評価が独立騒動で揺らぐことはないでしょう。得意のバラエティーや音楽、スポーツだけでなく、苦手なはずの結婚、終活がテーマの長時間特番も難なくこなしてしまうのは、技術が高いからに他なりません。

 中居さんの司会で目を引くのは、献身的なチームプレーの姿勢。中居さんは番組のジャンルやコーナー、出演者などによって自身の立ち位置を変えるタイプですが、決して個人プレーに走ることはありません。芸人司会者はどうしても「ゲストを立てつつ、自分も爪あとを残そう」としますが、中居さんは「メインはゲストであり、司会者はホスト」という感覚。

「自分の能力を見せたい」「評価されたい」という自己顕示欲のなさが好感度に直結しています。中居さんは日ごろ、「芸人さんにはかなわない」と言っていますが、むしろその逆。自己顕示欲が強くライバルの多い芸人司会者たちは、中居さんのように自らの存在感を薄めるようなスタイルは取れないのです。

 中居さんが献身的なチームプレーをするためのベースとなっているのは観察眼。ゲストの表情やトークが硬ければ友達口調でほぐし、真剣に話しているときは深くうなずきながらじっくり聞き、「説明が足りない」ときはあえて分からないフリをして尋ねるなど、出演者の生き生きとした姿を引き出そうとしています。

関連記事

トピックス

「鴨猟」と「鴨場接待」に臨まれた天皇皇后両陛下の長女・愛子さま
(2025年12月17日、撮影/JMPA)
《ハプニングに「愛子さまも鴨も可愛い」》愛子さま、親しみのあるチェックとダークブラウンのセットアップで各国大使らをもてなす
NEWSポストセブン
SKY-HIが文書で寄せた回答とは(BMSGの公式HPより)
〈SKY-HIこと日高光啓氏の回答全文〉「猛省しております」未成年女性アイドル(17)を深夜に自宅呼び出し、自身のバースデーライブ前夜にも24時過ぎに来宅促すメッセージ
週刊ポスト
人の出入りが多く流行っていたという火災があったサウナ店
《夫婦が閉じ込められ…》月額39万円の高級サウナ店での火災でサウナーたちに広がる不安 彼らはなぜ\\\\\\\"避難シミュレーション\\\\\\\"を議論するのか
NEWSポストセブン
今年2月に直腸がんが見つかり10ヶ月に及ぶ闘病生活を語ったラモス瑠偉氏
《直腸がんステージ3を初告白》ラモス瑠偉が明かす体重20キロ減の壮絶闘病10カ月 “7時間30分”命懸けの大手術…昨年末に起きていた体の異変
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《独占スクープ》敏腕プロデューサー・SKY-HIが「未成年女性アイドル(17)を深夜に自宅呼び出し」、本人は「軽率で誤解を招く行動」と回答【NHK紅白歌合戦に出場予定の所属グループも】
週刊ポスト
世間を驚かせたメイプル超合金のカズレーザー(41才)と二階堂ふみ(31才)の電撃“推し婚”
【2025年・有名人の結婚&離婚を総決算】何かと平和な「人気男性タレントと一般女性の結婚」、離婚決断が女性からの支持につながった加藤ローサ
女性セブン
米倉涼子
《米倉涼子の自宅マンション前に異変》大手メディアが集結で一体何が…薬物疑惑報道後に更新が止まったファンクラブは継続中
火事が発生したのは今月15日(右:同社HPより)
《いつかこの子がドレスを着るまで生きたい》サウナ閉じ込め、夫婦は覆いかぶさるように…専門家が指摘する月額39万円サウナの“論外な構造”と推奨する自衛手段【赤坂サウナ2人死亡】
NEWSポストセブン
自らを「頂きおじさん」と名乗っていた小野洋平容疑者(右:時事通信フォト。今回の事件とは無関係)
《“一夫多妻男”が10代女性を『イヌ』と呼び監禁》「バールでドアをこじ開けたような跡が…」”頂きおじさん”小野洋平容疑者の「恐怖の部屋」、約100人を盗撮し5000万円売り上げ
NEWSポストセブン
ヴァージニア・ジュフリー氏と、アンドルー王子(時事通信フォト)
《“泡風呂で笑顔”の写真に「不気味」…》10代の女性らが搾取されたエプスタイン事件の「写真公開」、米メディアはどう報じたか 「犯罪の証拠ではない」と冷静な視点も
NEWSポストセブン
来季前半戦のフル参戦を確実にした川崎春花(Getty Images)
《明暗クッキリの女子ゴルフ》川崎春花ファイナルQT突破で“脱・トリプルボギー不倫”、小林夢果は成績残せず“不倫相手の妻”の主戦場へ
週刊ポスト
超有名“ホス狂い詐欺師風俗嬢”だった高橋麻美香容疑者
《超有名“ホス狂い詐欺師風俗嬢”の素顔》「白血病が再発して余命1か月」と60代男性から総額約4000万円を詐取か……高橋麻美香容疑者の悪質な“口説き文句”「客の子どもを中絶したい」
NEWSポストセブン