人気の役者同士であれば再び共演を重ねることは往々にしてあるだろう。しかし、最近はその期間が短くなっているとは言えないだろうか。こうしたテレビと映画双方の「再共演」について、

「映画のプロモーションは最短でも半年はかかる。プロモーション期間が撮影期間を上回ることもしばしばです。しかし、もともと別の作品で共演していたカップルを再び共演させれば、それだけでニュースバリューがアップ。SNS上で盛り上がり、自然とプロモーションにつながります」(業界関係者)。

『orange-オレンジ-』の主役が土屋と山崎に決まったことが情報解禁されたのは昨年7月、まだ『まれ』がオンエアされている頃。さらに劇場公開されたのは『まれ』終了のわずか3か月後のこと。そのニュースは当時驚きをもって伝えられた。

「近年スマッシュヒットが続出しているティーン向け恋愛映画の興収は、客層が完全にティーンに集中するとほぼ25億円に落ち着くと言われています。『オレンジ』も30億円突破も確実視されていることから考えると、普段はその類いの映画を観ない世代にもアピールがうまく図られたと言えるのかもしれません」(同・前)

 これまで映画は「初共演」「初の実写化」と、「初めて」尽くしがニュースバリューになっていたが、今後はそれよりも「再共演」のほうがヒットを見込める要素になっていくのかもしれない。

 そんな「スピード再共演」は役者にも良い影響をもたらしている。間をそれほど置かずに共演することは、相手の人間性や演技についての考え方など、イチから構築・共有していかなければならないことが事前にクリアになっているため、スムーズに芝居に入っていけるのである。

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト