大谷の現在の評価をメジャーリーグ研究家の福島良一氏が分析する。
「大谷の投手としての評価はメジャートップクラス。年俸は7年総額1億7550万ドル(約186億円)で契約した、ヤンキースの田中将大を上回ってもおかしくありません。メジャーでは年々投手の球速が上がっており、常時95マイル(152km)を投げる投手は増えていますが、100マイル(160km)を超える投手は少ない。大谷は、その一部の投手として評価されています」
また、日ハムOBでメジャー中継の解説者として知られる高橋直樹氏は、「メジャー関係者の間では、投手より打者としての評価が高いという声もある」と明かす。となれば、期待されるのはメジャーでの二刀流だ。
「大谷の打力を活かすのであれば、DH制を採用しているアメリカン・リーグではなく、投手も打席に立つナショナル・リーグがいい。ドジャースやカブス、そして業務提携を結ぶパドレスが有力です」(前出・福島氏)
※週刊ポスト2016年6月24日号