国内

蓮舫氏「やんちゃで逃げきれない女性は叩かれ続ける」

「女性は失敗すると叩かれ続ける」と語る蓮舫氏

《50歳、バツイチ子ナシ。仕事も恋もまっしぐら》。そんなコピーが話題を呼んでいるドラマ『ノンママ白書』(東海テレビ、土曜午後11時40分)。男女雇用機会均等法(以下、雇均法)第一世代で、母親になることを放棄して、働けと言われてきた女性たちの物語だ。

 企画・プロデューサーは、共同テレビの栗原美和子氏(51才)。フジテレビが「視聴率の三冠王」といわれた時代に入社し、『ピュア』『バージンロード』など数々の名作を手がけたヒットメーカーとして知られている。

「私は雇均法が施行されて2年目に入社した、いわゆる第一世代。働け、働けと言われてやってきたのに、今になって子供を産んで働く女性を応援しますっていう世の中になってしまって、どういうこっちゃって。私たちがやってきたこの歴史はどこに行っちゃったのってすごく感じて、このドラマを企画したんです」(栗原氏)

 今春、「子供を産まない」と決めた2人の女性の発言が大きなニュースとなった。1人は山口智子(51才)。『FRaU』のインタビューで、《子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも一片の後悔もないです》と、高らかに宣言したのだ。

 そしてもう1人はNHKの有働由美子アナウンサー(47才)だ。司会を務める『あさイチ』で「ようやく出産の可能性を諦めて、やっとひとりで生きる自信が出てきた」などと語った。それは、「とんでもない間違いをしたのではないか。産む可能性、機能があるのに無駄にしたんじゃないか。気が変になったように泣いたり病院通いした」苦しみ悩み抜いた末のものだった。

「産まない人生」──それはかつては声にできない叫びだった。しかし今は違う。「ワーママ」か「ノンママ」か──2つの目に見える分かれ道として私たちの前に立ち現れ、女性の心を揺さぶり一層苦しませているのだ。そしてどちらの人生にも、やっぱり「ガラスの天井」があった。「ガラスの天井」とはもともと、ヒラリー・クリントン氏が使った言葉で、資質や成果があるのに、女性が昇進できない“目に見えない壁”のことだ。一般社会よりも開かれた社会というイメージのマスコミにあってもそれは同じ。栗原氏が振り返る。

「ガラスの天井はものすごく感じます。だって、長い歴史のある男社会には、阿吽の言語があるんですよね。酒場で飲んで、キャバクラ行って、最後の締めのラーメンの、そこで何かが生まれている。それはもう、私たち女性にはわからないし、絶対入って行けない世界で。私は企画を出すのは、企画会議で企画書を出してってことなんですけど、男性同士はそうじゃない。だから、女性は、男性の10倍も100倍も仕事をするしかない。正攻法でガラスの天井を叩き破ることは無理なんです。

 でもこうして、30年経って、私たち女性は、国の方針に踊らされているわけですよ。一喜一憂して、ワーママとノンママで対立させられて。それを作ったのは国なのにね。だけど文句言っても誰も解決してくれないから、やっぱり私たち女性たちで、解決の糸口を見つけていくしかないんです」(栗原氏)

 シングルマザーには一層強い風が吹く。2児の母である紗栄子(29才)は、熱愛が発覚するや「母より女でいたいのか」とバッシングされた。子供を元夫が住むパリに残して帰国した中山美穂(46才)に恋人ができたときも「子供を捨てた」「男のほうが大事なのか!」などと批判された。

関連記事

トピックス

高橋藍の帰国を待ち侘びた人は多い(左は共同通信、右は河北のインスタグラムより)
《イタリアから帰ってこなければ…》高橋藍の“帰国直後”にセクシー女優・河北彩伽が予告していた「バレープレイ動画」、uka.との「本命交際」報道も
NEWSポストセブン
aespaのジゼルが着用したドレスに批判が殺到した(時事通信フォト)
aespa・ジゼルの“チラ見え黒ドレス”に「不適切なのでは?」の声が集まる 韓国・乳がん啓発のイベント主催者が“チャリティ装ったセレブパーティー”批判受け謝罪
NEWSポストセブン
歓喜の美酒に酔った真美子さんと大谷
《帰りは妻の運転で》大谷翔平、歴史に名を刻んだリーグ優勝の夜 夫人会メンバーがVIPルームでシャンパングラスを傾ける中、真美子さんは「運転があるので」と飲まず 
女性セブン
安達祐実と絶縁騒動が報じられた母・有里氏(Instagramより)
「大人になってからは…」新パートナーと半同棲の安達祐実、“和解と断絶”を繰り返す母・有里さんの心境は
NEWSポストセブン
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《小島瑠璃子が活動再開を発表》休業していた2年間で埋まった“ポストこじるり”ポジション “再無双”を阻む手強いライバルたちとの過酷な椅子取りゲームへ
週刊ポスト
安達祐実と元夫でカメラマンの桑島智輝氏
《ばっちりメイクで元夫のカメラマンと…》安達祐実が新恋人とのデート前日に訪れた「2人きりのランチ」“ビジュ爆デニムコーデ”の親密距離感
NEWSポストセブン
イベントの“ドタキャン”が続いている米倉涼子
「押収されたブツを指さして撮影に応じ…」「ゲッソリと痩せて取り調べに通う日々」米倉涼子に“マトリがガサ入れ”報道、ドタキャン連発「空白の2か月」の真相
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
《安達祐実の新恋人》「半同棲カレ」はNHKの敏腕プロデューサー「ノリに乗ってる茶髪クリエイターの一人」関係者が明かした“出会いのきっかけ”
NEWSポストセブン
元従業員が、ガールズバーの”独特ルール”を明かした(左・飲食店紹介サイトより)
《大きい瞳で上目遣い…ガルバ写真入手》「『ブスでなにもできないくせに』と…」“美人ガルバ店員”田野和彩容疑者(21)の“陰湿イジメ”と”オラオラ営業
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
《“奇跡の40代”安達祐実に半同棲の新パートナー》離婚から2年、長男と暮らす自宅から愛車でカレを勤務先に送迎…「手をフリフリ」の熱愛生活
NEWSポストセブン
「ガールズメッセ2025」の式典に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月19日、撮影/JMPA)
《“クッキリ”ドレスの次は…》佳子さま、ボディラインを強調しないワンピも切り替えでスタイルアップ&フェミニンな印象に
NEWSポストセブン
売春防止法違反(管理売春)の疑いで逮捕された池袋のガールズバーに勤める田野和彩容疑者(21)
《GPS持たせ3か月で400人と売春強要》「店ナンバーワンのモテ店員だった」美人マネージャー・田野和彩容疑者と鬼畜店長・鈴木麻央耶容疑者の正体
NEWSポストセブン