ちなみに、『東ラブ』の企画段階でカンチ役は緒形直人(49才)、三上役は本木雅弘(50才)が第1候補だったとか。
一方、『東ラブ』に翻弄されたのが、さとみ役を演じた有森也実(48才)。
男性の後を三歩下がって歩くような役柄と、線が細く可憐な外見。カンチに気をもたせながら、三上とも寝てしまう――有森はさとみ役のメージが抜けず、その後の芸能活動に影響を受けた。
「女性の共感を集めたリカに対して、優柔不断なようで魔性なさとみは悪役になってしまった。放送当時、フジテレビにはリカとカンチの恋を成就させてほしいという投書が相次いだばかりか、さとみを演じる有森さんの事務所に脅迫状が届いたこともあった」(芸能記者)
他の誰よりも“結婚”のイメージが強かった有森だが、意外にも現在1人だけ独身。浮いた噂もほとんどない。
「一昨年、サッカー日本代表の試合を観戦する有森さんの姿を見ました。この日、有森さんは親交のある大杉漣さん(65才)と歓声を上げていたので、エッと思ったんです。大杉さん結婚してるし。でもNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の共演以来、仲のいい友人だったみたいですね」(スポーツ紙記者)
有森は『東ラブ』について「続編のオファーがあれば、やりますよ」と語る。さとみの役柄とは対照的に、あっけらかんと明るく、自立した道を歩んでいる。
そして――4人の25年後を描いた柴門ふみ原作『東京ラブストーリー After25years』の連載が本誌でスタート。カンチとさとみの子供とリカの子供が出会って…というストーリー。やっぱりドラマ版も見たい。
※女性セブン2016年11月24日号