芸能

キムタク初の医師役 過去の医療ドラマとの共通点と違いは

『A LIFE』は過去の医療ドラマとどう違うのか?

 木村拓哉が初めての医師役に挑んだドラマ『A LIFE~愛しき人~』(以下『A LIFE』)が初回の平均視聴率14.2%でスタートした。2回目は数字を伸ばし14.7%を記録。この数字が高いとみるか低いとみるかは今後の推移によって判断がわかれるが、妥当な数字ではなかっただろうか。
 
 それは、過去の医療ドラマのヒットのキーワードをおさえていることによって、ある程度の成功が担保された部分と、だからこそ突き抜けることができなかったという「功罪」を併せ持つからだ。
 
 では、『A LIFE』と過去の医療ドラマとの共通点はどこにあるのか。大きく3点挙げられる。まずは何といっても、人の命に直接関わり、また緊迫した手術シーンが展開される外科医の世界が描かれていることが挙げられる。
 
 監察医が活躍する『きらきらひかる』や産婦人科医の世界を描いた『コウノドリ』など他の診療分野のヒットドラマもあるが、『振り返れば奴がいる』、『救命病棟24時』、『白い巨塔』、『医龍-Team Medical Dragon-』、最近の『DOCTORS最強の名医』、そして『ドクターX~大門未知子~』など医療ドラマのヒット作はほぼ外科医が主人公だ。

◇ライバルの存在は『白い巨塔』の財前と里見と共通
 
 第二の共通点は、ライバルの存在だ。『A LIFE』では、木村演じる沖田一光の医師としての腕をねたみ、彼をかつて海外へ追いやった浅野忠信演じる脳外科医・壇上壮大の存在が不気味である。手が命の仕事だというのに、嫉妬に狂って壁に穴を開けてしまう姿は狂気すら覚える。

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト