◆百貨店の外商部がカタログ持参で宮邸へ
天皇皇后両陛下や皇族が生活のために必要とするお金は、「皇室経済法」に則って国が国家予算から支給する。
皇室の活動に当てられる予算を「皇室費」と呼ぶ。そのうち公的な活動に用いるのが「宮廷費」、天皇皇后両陛下と皇太子一家が私的に使うのが「内廷費」、その他の宮家が私的に使うのが「皇族費」である。秋篠宮家には、年間6710万円の皇族費が支払われている。
「ここから学費や通学費を捻出します。お小遣いなど、個人で自由に使えるお金もありますが、警備上の理由から基本的にアルバイトはできません」(全国紙の皇室担当記者)
買い物の仕方も特殊だ。
「眞子さまも佳子さまもウインドーショッピングをされたいお年頃でしょうが、警備上の理由から実現は難しい。買い物をする場合、百貨店の外商が宮邸にカタログを持参し、それをご覧になりながら欲しい商品を選ぶスタイルになっているようです」(神田氏)
皇族もネット時代と無縁ではなく、Amazonなどの通販も利用できる。
「ただし本人の名前を使わず、宮内庁職員らの名前で注文することになります。商品の配達人は御用地入り口の皇宮護衛官から厳重に身元チェックを受けた後、敷地内に入り、宮邸まで直接届けに行きます。玄関口では職員や私的使用人が商品を受け取り、皇族ご本人が対応することはありません」(神田氏)
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年6月8日号