今やドラマでは欠かせない存在の姉・石田ゆり子


 ひかりさんに脚光が当たったことで、おのずと気になってしまうのは姉のゆり子さん。1990年代はともに月9ドラマの『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)や『君のためにできること』(フジテレビ系)などで見せた清楚で穏やかなイメージの役柄が多かったものの、1997年の『不機嫌な果実』(TBS系)で不倫に走るヒロインを演じて以降は、魔性の女や悪女の役が増えました。

 近年でも『さよなら私』(NHK)、『医師たちの恋愛事情』(フジテレビ系)、『コントレール~罪と恋~』(NHK)に出演したほか、昨年秋の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)、今春の『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)も含め、アラフィフに入ってなお「恋する女性」の役を演じ続けています。

 面白いのは、不倫や禁断の愛に身を委ねる女性の役を姉妹そろって演じていること。プライベートでは、ひかりさんが「妻であり、母として暮らしている」のに対して、ゆり子さんは「独身女性として美ぼうを保ち、ペットと優雅な生活を送っている」と真逆の人生を歩んでいるにも関わらず、オファーの内容は似ているのです。

 石田姉妹は10代のころ同じ芸能事務所に別の場所でスカウトされ、同じ時期にデビューしました。女優として開花したころ、「姉妹なのに顔が似ていない」「タイプが全然違う」と言われていましたが、かたや働くママの憧れ、かたや独身女性の希望のような存在になりつつあります。その意味で石田姉妹は、「女性の多様な生き方を体現するシンボル」なのかもしれません。

◆広瀬アリス、すず姉妹のお手本に

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト