国内

眞子さま婚約会見で「関連質問」禁止、過去には名質問も

7月8日行われるご婚約会見に注目が集まる

「内親王としては13年ぶりの婚約会見。まだお互い25才という若さだけに、会見でどんなことが語られるのかに注目が集まっていました。そのため、今回のお達しには“ふたりの素顔が国民にうまく伝わらないのではないか”という危惧の声があがったんです」(宮内庁関係者)

 交際発覚から約2か月が経ち、7月8日に秋篠宮家の眞子さまと小室圭さんの婚約発表会見が行われる。公の場所でふたりが揃われるのは初めてということもあって、注目が集まっている。

 今回の会見をはじめ、今後のスケジュールの打ち合わせのために、小室さんはたびたび、秋篠宮邸がある赤坂御用地に足を運んだという。

 当日、まずは午前中に皇居で天皇陛下へ婚約のご挨拶、続いて宮内庁長官が婚約内定を発表。午後になって、ふたりは赤坂御用地内の赤坂東邸で会見に登場される。

「会見を行うのは、自分たちの口から国民に直接、婚約をお知らせするためです。馴れそめやプロポーズの言葉、将来設計についてなど、国民が高い関心を持っていそうな事柄についても話されます。やはり、宮内庁長官の会見だけでは物足りない。ふたりの会見は、皇室に親しみを持つ国民の期待に応えるためのものと言っていいでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 それではなぜ、その「幸せ報告の場」に不安が漏れているのか。

「婚約会見に限らず、皇族方の会見は、事前に宮内庁の担当記者たちから質問内容が提出され、それに回答する形で進行します。事実関係の間違いがないようにという意味もありますが、それだけならば会見はいわば『台本通り』といえます。通常なら、その回答への追加質問という形で『関連質問』が行われます。しかし、今回の婚約発表会見ではその時間は設けないと宮内庁から記者サイドに通告があったのです」(皇室記者)

 事前に提出された質問とは異なり、関連質問は記者がその場で考えた問いを投げかける。それだけに、受け答えには「皇族方の素の表情や人間性が表れる」(前出・皇室ジャーナリスト)という。

 1989年の秋篠宮さまと紀子さまの婚約会見では、記者が紀子さまに対し「秋篠宮さまが初恋の人ですか?」と直球の質問をしている。紀子さまはこれを受け、「申し上げてもよろしいでしょうか」と秋篠宮さまの顔をうかがってから「はい、そうでございます」と答えられている。

 1993年の皇太子さまと雅子さまの婚約会見では、雅子さまに対し「皇太子さまによるプロポーズをいったんは断ったと言われているのは本当か?」といった主旨の質問が飛んだ。雅子さまは「申し上げるのは差し控えたい」としながらも「仕事を辞めるべきかどうか悩んだ」とキャリアウーマンと皇太子妃の間で揺れ動いた胸の内を明かされた。どちらも、皇族方の心情に迫る「名質問」だったといわれている。

「とはいえ、皇族方にとってはどのような問いかけがされるかわからないのは、かなりのプレッシャーなのです」(前出・宮内庁関係者)

撮影/雑誌協会代表取材

※女性セブン2017年7月20日号

関連記事

トピックス

浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
高市早苗総理の”台湾有事発言”をめぐり、日中関係が冷え込んでいる(時事通信フォト)
【中国人観光客減少への本音】「高市さんはもう少し言い方を考えて」vs.「正直このまま来なくていい」消えた訪日客に浅草の人々が賛否、着物レンタル業者は“売上2〜3割減”見込みも
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン