UTAを溺愛していたという祖母の樹木希林


 UTAがファッションの世界に飛び込んだのも、樹木がきっかけだったという。

「UTAさんが中学生になった頃から、樹木さんが海外の映画祭に行く時は、彼に通訳をお願いしていたそうです。たとえば、2011年にカナダ・モントリオール映画祭に出席した際、試写会の会場で通訳担当として一緒に登壇していたぐらいです。

 その活動の中で、俳優やモデルとしてのスカウトは度々あった。最近、パリに本拠を持つモデル事務所の関係者が彼に目をつけて、“モデルとして活動しないか”と熱心に誘ったそうです。UTAさんはバスケとの両立をかなり悩んだそうですよ」(ファッション業界関係者)

 パリコレでのデビューにあたり、UTAはファッション誌『i-D JAPAN』ネット版のインタビューを受けている。そこで、樹木にかけられたこんな言葉が、モデルになる決断の後押しをしてくれたと明かした。

《「ある種、服というのは内面を映す鏡。同じ服を着てもみんな違って見える。いろいろな服を着ることで、より自分を客観視できる。それは生きていく上でも大切なこと」》

 前出・内田家の知人が打ち明ける。

「希林さんは、“ファッションを通していろいろな人に出会い、いろいろなことを経験することでまだ知らない自分自身に気づくことができるし世界が広がる”と孫に伝えたかったようです。つい最近、UTAくんはパリのエージェンシーと契約しました。日本のモデル事務所に入らなかったのは“モックンの息子”として注目されるのではなく、自分の力でどこまでできるか試したかったからだそうです」

 今回のパリコレでは「コムデギャルソン」と「アンダーカバー」のモデルとなった。

「アンダーカバーは有名人もファンが多いですが、それ以上に海外で高く評価されています。デビュー直後にそのブランドのモデルを務めるのはすごいこと。今、一流メゾンは中国を筆頭としたアジアマーケットを大切にしており、高身長でありながら和顔のUTAには大きな期待を寄せています」(別のファッション業界関係者)

 パリコレ会場の舞台裏では、也哉子が息子の話を熱心にしている姿もあった。日本が誇る“個性派家族”の後押しを受けて、若い才能が海外で輝き始めている。

※女性セブン2018年7月12日号

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