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2018.08.17 16:00  週刊ポスト

宮沢りえ写真集『Santa Fe』が提示したタブー破りの快感

『Santa Fe』を見る島田裕巳氏(撮影/山崎力夫)

 平成の芸能史を振り返る上で、避けて通ることができないのが1990年代のヘアヌードブームだ。樋口可南子、島田陽子、石田えり、杉本彩、川島なお美ら、当代きっての女優たちがヘアヌード写真集を発表したが、一番話題になった作品は、宮沢りえの『Santa Fe』だ。発売日にはNHKまでもがニュースで取り上げた『Santa Fe』について、宗教学者の島田裕巳氏が語る。

 * * *
『Santa Fe』が発売された1991年は激動の年として記憶しています。この年は9月に『朝まで生テレビ』でオウム真理教と幸福の科学が直接討論し話題になりました。私自身も宗教学者として急に脚光を浴び、いろんな雑誌に書き、テレビ出演も激増していました。

 今では、バブルの崩壊は1990年初めからとも言われますが、当時はまだ景気の良い時代だったと思います。人が浮かれ、欲求も高かった時代でした。当時この写真集について思ったのは「宮沢りえという人気のある女性がヌードになったんだ」という衝撃のみで、それ以外の女性性を感じることはなかったですね。

 今あらためて『Santa Fe』を見返すと、やはりとても健全さを感じます。話題をさらったヘア写真も、花咲く草原に座る裸の宮沢りえを遠くから撮ったものくらい。当時宮沢りえは18歳。決してグラマラスでもなく、日本人的な体型の少女のヌード写真です。美しい写真ですが、ヘアとヌードだけの観点ではどうということのない写真です。

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