• TOP
  • 芸能
  • 宮沢りえ写真集『Santa Fe』が提示したタブー破りの快感

芸能

2018.08.17 16:00  週刊ポスト

宮沢りえ写真集『Santa Fe』が提示したタブー破りの快感

『Santa Fe』は、モノクロもありながら色彩豊かな自然と美しい裸体がある豪華な写真集です。カラー写真というのは、現代を象徴する産物です。たとえば近著(『京都がなぜいちばんなのか』ちくま新書)でも触れていますが、京都は色で観光客を集めました。そこにはカラー写真の普及によるところが大きかった。1991年当時、樋口可南子の『water fruit』のようにモノクロームでなく、コストのかかるカラーで出したこともヒットの大きな一因だと思えます。

 当時はあまり意識しませんでしたが、この時の宮沢りえは僕の娘と同年代なんですね。そう思うと、当時にはなかった複雑な気持ちが生まれました(笑い)。

【プロフィール】しまだ・ひろみ/1953年、東京都生まれ。宗教学者、作家。東京女子大学非常勤講師。宗教から美術、映画など幅広く論じる。『葬式は、要らない』(幻冬舎新書)は30万部のベストセラー。

取材・文■松本祐貴

※週刊ポスト2018年8月17・24日号

関連記事

トピックス