「メインキャスター交代のタイミングでスタッフを一新することはよくあること」(別のテレビ関係者)という声もあるが、前出の制作スタッフは納得しがたい表情だ。
「もちろん決定権は局側が持っているものですが、いままでの功労者たちに対してあまりにも感謝の念がない気がします。必死に頑張ってきたのに……」
空いた穴は極力、局員と局アナで埋める方向だというが、それにしてもスタッフが激減して番組は大丈夫なのか。
「タレントを使うと1本30万円から50万円のギャラが発生するので、フリーを使うにしても、『安くても出たい』という新人を探している。レポーターやナレーターなども格安で使える若手を起用する方針で、オーディションをしている状況です」(同局関係者)
一連の契約解除について日本テレビに取材すると、
「番組スタッフの多くが契約解除になる、という事実はありません。番組のキャスティングについてはお答えしていません」
とのことだった。有働アナに押し出される形で働き場を無くしたスタッフからは、「有働さん、なんでNHKを辞めちゃったの?」というボヤキが聞こえてきそうだ。
※週刊ポスト2018年9月14日号