芸能

なぜ男女キャスターの間にはかくも大きな溝ができるのか

報道番組の裏側を語った寺田アナ(共同通信社)

 テレビ朝日では『報道ステーション』の小川彩佳アナ×富川悠太アナ、『ニュースステーション』時代の久米宏×小宮悦子アナ、フジテレビでは『とくダネ!』の小倉智昭×中野美奈子アナなど、過去に様々な「男女キャスターの確執」が取り沙汰されてきた。

 なぜ男女キャスターの間にはかくも大きな“溝”ができるのか。民放キー局の報道番組関係者がいう。

「最近は女性のメインキャスターも増えてきたが、番組の現場が男社会であることは変わりない。とりわけ報道番組の男性キャスターは、“メインの進行役は自分だ”という意識が強く、女子アナは“添え物”程度の認識が多いんです。

 しかし、報道番組に抜擢されるような女子アナは、我が強く、社会問題への意識も高いので、自分の意見を主張しがち。男性キャスターからすれば『生意気だ』となるし、女子アナからすれば『私だって出来るのに』となる。亀裂が生まれるのは必然なんです」

 元フジテレビアナウンサーで現在はフリーの寺田理恵子アナ(57)もこう語る。

「局アナ時代、私も番組ではアシスタントというポジションでした。むしろその役割に徹していた部分もあります。放送後の反省会でディレクターにボロクソに言われたり、先輩アナから厳しいコメントもらうのは日常茶飯事。『報道にしては服装が派手だ』と注意されたこともあります

 愛川欽也さんのアシスタントをさせていただいていた時、プロデューサーから『番組全体の雰囲気をよくするのもアシスタントの仕事』といわれたことがあります。MCが気持ちよく進行できるように“補助”するのが女子アナの役目だったんです。良い悪いではなく、そういう“役割分担”が求められる時代でした」

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン