小木アナ以外のメンバーは、本番に備えてすぐに降壇してしまったのだが、続けて懇親会を仕切る小木アナに、少しだけ“取材”をさせてもらった。

「じゃあ、『サンデーLIVE!!』や『週刊ニュースリーダー』は降板するんですか?」と訊ねる私に、「“報ステ”は金曜日だけなので、どちらも続けさせていただきます。言うなれば“週末の男”ですね」と笑う小木アナ。
 
 どちらの番組もジャニーズ事務所のベテラン、少年隊の東山紀之とTOKIOの城島茂がメインキャスターで、『サンデー~』のほうは、系列のABCテレビや名古屋テレビからも局アナが入っているため、テレ朝アナウンサーズを含め、最年長の小木アナには、細々とした業務がいっぱいだ。

 土曜日は、リーダー・城島と、石原良純というクセの強い2人を仕切るのが小木アナの役割。どちらの番組も、必ずやメインをたてなければならないという使命もある。

 そんななか、小木アナは、やはり器用に立ち回りながら、番組全体をしっかり見ているのである。ちなみに、ジャニーズと共演しているからといって、日本テレビの青木源太アナのような“近さ”は小木アナにはない。

 新たに加わる“報ステ”では、以前からメインを張っている後輩の富川アナや、中継アナとして実力を発揮する一期上の平石直之アナらのほうが視聴者に顔と名前を一致させて久しい。

 さらに小木アナの同期の小松靖アナは10月から月~金で『ワイド!スクランブル』の大下アナの傍らについている。小松アナも長年報道番組や情報番組に出ているため、知名度は高い。

 そうそう、小木アナは、“おぎ”ではなく、“こぎ”と読む。今秋、覚えておいて損はない男性アナウンサーなのである。

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