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2019.01.05 07:00  週刊ポスト

宮本輝氏 「私の流転人生は“終わり”で終わらない」

「『終わり』で終わらない小説が書きたかった。37年間、そのことばかり考えていました。僕はノートも何もつけてませんけど、全部計算した人がいて、登場人物が1252人で、死んだ人が52人いるそうです。ようそんなん数えるわ(笑い)」

 人が生きて死ぬとはどういうことか。第一部のあとがきで、作家は「自分の父をだしにして、宇宙の闇と秩序をすべての人間の内部から掘り起こそうともくろみ始めた」と書き、その「大望」はみごと果たされた。

●みやもと・てる/1947年、兵庫県神戸市生まれ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務を経て、1977年「泥の河」で太宰治賞、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。『錦繍』『優駿』『骸骨ビルの庭』など著書多数。2010年、紫綬褒章受章。

■取材・文/佐久間文子(文芸ジャーナリスト)

※週刊ポスト2019年1月11日号

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