下の世代も育ってきている。2017年に多くの映画賞で主演賞を獲得した菅田将暉(26才)や声優としての評価も高い神木隆之介(26才)、そして今年エランドール賞新人賞を受賞した志尊淳(24才)などが“次”を見据える。
「演技論を交わすことが好きな小栗さんは、同世代や若手と話をするうちに、自分は何を目指したいのかを考えるようになっていったといいます。そして出した答えが、同世代では誰も成功していないハリウッド進出だったのではないでしょうか。小栗さんが小学校の卒業文集に将来の夢として『ハリウッド進出』と書き、会ってみたい人物に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマイケル・J・フォックスと『インディー・ジョーンズ』のハリソン・フォードを挙げているのは有名な話。原点に返り、一からのスタートを心に決めたのでしょう」(映画評論家)
小栗クラスになると、日本では今さら脇役は難しい。必然的に型を破りにくくなり、役者として経験する幅も狭まってしまう。もう一段高いステージを目指すには、環境を変えるしかなかったのだろう。
しかし、移住というわけではない。
「今回は期間を決めた一時的なものです。あくまでベースは日本。小栗さんは世界を視野に入れる準備期間と捉えているようです」(事務所関係者)
※女性セブン2019年9月19日号