国内

紀子さま、刃物犯の出所と悠仁さまの「ミミズ腫れ」に心労も

皇嗣妃になられ、さらなるプレッシャーが(1月2日、東京・千代田区 撮影/田中麻以)

 2019年は天皇陛下の即位関連行事で国民は祝賀ムードに沸いた。陛下と雅子さまが主役になった一年だった。

 2020年は秋篠宮家が注目を集める。4月に秋篠宮さまが皇太子待遇の「皇嗣」になられる「立皇嗣の礼」が挙行されるからだ。眞子さまの結婚の行方だけではない、秋篠宮家の試練──。

 *
「正月早々、紀子さまが今年7月にオランダ、10月にスペインを訪問され、国際会議に出席される方向で調整されていることが報じられました。皇嗣妃になられる紀子さまが、国際派として圧倒的な注目を集めた雅子さまに続き、国際親善に乗り出そうと意気軒昂なようです」(皇室記者)

 そんな紀子さまは目下、大きな不安に苛まれておられるという。昨年、長男の悠仁さまを襲った「刃物事件」の悪夢である。

 悠仁さまが通われるお茶の水女子大学附属中学校(東京・文京区)で事件が起きたのは昨年4月のこと。悠仁さまの教室の机に果物ナイフのような2本の刃物が置かれているのが見つかった。刃物は長さ約60cmのアルミ製の棒の先端にテープで固定され、刃の部分はピンク色に塗られた状態で置かれていた。

 事件発生当時、悠仁さまは体育の授業で教室に不在だったので事なきを得たが、将来の皇室を担われる悠仁さまが狙われたその事件は大きな波紋を呼んだ。

「犯人である長谷川薫被告は、建造物侵入や銃刀法違反、器物損壊の罪で起訴されました。長谷川被告は、取り調べに対し『(悠仁さまを)刺そうと思った』などと供述し、天皇制や皇位継承のあり方について懐疑的な意見を持っていたそうです」(全国紙社会部記者)

 実は、長谷川被告は事件以来、半年以上にわたって勾留され続けてきた。本来であれば、殺人や強盗などの凶悪犯でなく、すでに罪を認めていて、証拠隠滅や逃亡の恐れがない被告はすみやかに保釈されるものだ。

「長谷川被告に限っては、“超法規的措置”で、異例の長期勾留を受けていたとみていいでしょう。将来の天皇を狙った犯行ということで、御代がわりの大切な時期に自由にさせるわけにはいかない、といった理由だと考えられます。裁判がなかなか行われなかったことも、動機解明などの捜査の長期化が理由とされますが、実際のところ“時間稼ぎ”が行われてきたわけです」(警察関係者)

 ところが、いよいよ長谷川被告に“出所”の時が近づいているという。公判が1月9日から始まるのだ。銀座さいとう法律事務所の齋藤健博弁護士が解説する。

「一般論として、被告の罪はいずれも微罪と言っていい。そもそも初犯の場合は不起訴になることがほとんどで、起訴されても罰金刑が大半です。

 本件では、皇族相手の事件であることや、社会的影響の大きさが考慮されて、起訴されたのでしょう。懲役刑も考えられなくもありませんが、それでも執行猶予はつくはずで社会復帰はほぼ間違いない。通常であれば、裁判はこれから多くて2、3回行われ、早ければ3月頃には結審し、判決が言い渡されるでしょう」

 公判が終われば長谷川被告の勾留が続く可能性は極めて低い。事件を起こした人物が再び社会に出ることは、紀子さまにとって、心中穏やかではないだろう。

関連記事

トピックス

大谷と真美子夫人の出勤ルーティンとは
《真美子さんとの出勤ルーティン》大谷翔平が「10万円前後のセレブ向けベビーカー」を押して球場入りする理由【愛娘とともにリラックス】
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(秋田県上小阿仁村の住居で発見されたクマのおぞましい足跡「全自動さじなげ委員会」提供/PIXTA)
「飼い犬もズタズタに」「車に爪あとがベタベタと…」空腹グマがまたも殺人、遺体から浮かび上がった“激しい殺意”と数日前の“事故の前兆”《岩手県・クマ被害》
NEWSポストセブン
「秋の園遊会」でペールブルーを選ばれた皇后雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《洋装スタイルで魅せた》皇后雅子さま、秋の園遊会でペールブルーのセットアップをお召しに 寒色でもくすみカラーで秋らしさを感じさせるコーデ
NEWSポストセブン
チャリティーバザーを訪問された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《4年会えていない姉への思いも?》佳子さま、8年前に小室眞子さんが着用した“お下がり”ワンピで登場 民族衣装のようなデザインにパールをプラスしてエレガントに
NEWSポストセブン
11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)。千葉のビジネス専門学校へ入学しようと考えていたという
「『彼女がめっちゃ泣いていた』と相談を…」“背が低くておとなしい”浅香真美容疑者(32)と“ハンサムな弟”バダルさん(21)の「破局トラブル」とは《刺されたネパール人の兄が証言》
約2時間30分のインタビューで語り尽くした西岡さん
フジテレビ倍率2500倍、マンション購入6.2億円…異色の経歴を持つ元アナ西岡孝洋が明かす「フジテレビの看板を下ろしたかった」本当のワケ
NEWSポストセブン
11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)。アルバイトをしながら日本語を学んでいた
「ホテルで胸を…」11歳年上の交際相手女性・浅香真美容疑者(32)に殺害されたバダルさん(21)の“魅力的な素顔”を兄が告白【千葉・ネパール人殺害】
佳子さまの“着帽なし”の装いが物議を醸している(写真/共同通信社)
「マナーとして大丈夫なのか」と心配の声も…佳子さま“脱帽ファッション”に込められた「姉の眞子さんから受け継ぐ」日本の伝統文化への思い
週刊ポスト
医師がおすすめ!ウイルスなどの感染症対策に大切なこととは…?(写真はイメージです)
感染予防の新常識は「のどを制するものが冬を制する」 風邪の季節に注意すべき“のど乾燥スパイラル”とは?
NEWSポストセブン
「秋の園遊会」に出席された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《秋の園遊会》 赤色&花の飾りで“仲良し”コーデ 愛子さまは上品なきれいめスタイル、佳子さまはガーリーなデザイン
NEWSポストセブン
真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン