「『宿泊施設への派遣者募集』という通達で、武漢からの帰国者とともに2週間ほど宿泊施設に泊まり込み、風呂やトイレの掃除、物品の買い出しなどを行う業務です。
まるで“何でも屋”で、特別な手当てもないお手伝いさんのような感じです。応募者が定員に達するとは思えず、『いずれ半強制的にやらされるのでは』との疑念が消えません。『既婚者で小さい子供がいるのに…』と不安な若手もいます」(ある国家公務員)
現在の帰国者は565人で、帰国を希望する邦人はあと140人ほどいるとされる。今後の帰国者は約700人まで増える予定だ。
「帰国者の増加に合わせて、宿泊施設に派遣される国家公務員も増えるはずです。仮に派遣されて慣れない現場でのストレスが増大すると、自殺に追い込まれた職員のように不測の事態が生じるかもしれません。今、各省庁の役人は、いつ“強制招集”されるのか戦々恐々としています」(前出・ある国家公務員)
安倍総理は水際対策の徹底を叫ぶが、現実は厳しい。
※女性セブン2020年2月20日号