先代の日赤名誉総裁である美智子さまは、皇太子妃時代から40年以上にわたり、上皇陛下と共にハンセン病患者の暮らす全国の療養所を訪問され、差別に苦しんだ入所者との交流を大切にしてこられた。
「美智子さまは、患者だけでなく、療養所で患者の治療や世話にあたったスタッフへの差別も目の当たりにされ、心を寄せてこられました。いわれなき偏見にさらされても、使命感を持って療養所で働く人に、深く感銘を寄せられたといいます。
雅子さまも当然、そうした美智子さまの取り組みをご存じで、医療従事者の方々の置かれた状況を理解されているはずです。それだけに、差別や偏見には許しがたいお気持ちをお持ちなのではないでしょうか」(前出・皇室記者)
※女性セブン2020年6月11日号