馬場:日テレは上下関係もしっかりしていましたし、サポートでスポーツ実況の男性アナの資料集めなどをする「サブアナウンサー」など下積み仕事も多いですよね。その分、足腰を鍛えられた気がします。
永井:本当にそう思う。先輩は仕事には厳しかったけれど、本当に救いとなるお言葉をいただくことも多かった。私が新人の頃、なかなかレギュラー番組につけなかった時に小池裕美子さんが「助走が長い飛行機は長く飛べるから」と言ってくださった時は涙が出ました。
【プロフィール】
◆ばば・のりこ/1974年生まれ、東京都出身。1997年に日本テレビに入社。『ZIP!』『ザ!世界が仰天ニュース』など情報からバラエティまで数多くの番組を担当。現在はフリーアナウンサーとして活躍、『あさイチ』(NHK)、『ゴゴスマ』(CBC)、『歌謡プレミアム』(BS日テレ)にレギュラー出演中。また、大阪芸術大学放送学科教授を務める。
◆ながい・みなこ/1965年生まれ、東京都出身。1988年に日本テレビ入社。木村優子アナの推薦で『マジカル頭脳パワー』の2代目司会に。1995~1997年には徳光和夫とともに『24時間テレビ』総合司会を務める。現在はフリーアナウンサーとして活動するほか絵本の読み聞かせなどを行なっている。
取材・文■河合桃子
※週刊ポスト2020年7月10・17日号