国内

【トラブルとサプライズ】金木犀色のスーツの雅子さま、金沢市・国民文化祭で明かされた「陛下のピアノ」

(時事通信フォト)

石川県立図書館に到着し、出迎えを受けられる両陛下(10月16日撮影、時事通信フォト)

 天皇皇后両陛下の今年最後の地方訪問は、搭乗された特別機が機体のトラブルで離陸できないという不測の事態に始まったが、トラブルから一転、雅子さまのサプライズが周囲を沸かせた。両陛下を歓迎し、沿道に集まった地元の人々はおよそ2万2千人にのぼった──。

 10月15~16日の2日間、石川県金沢市で行われる国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭(いしかわ百万石文化祭2023)の開会式などに出席されるため、両陛下は15日午前に羽田空港にお姿を見せられた。ところが、離陸直前の特別機のフラップ(高揚力装置)に不具合が見つかったのだ。両陛下は一時空港内の貴賓室で待機され、急遽、予備機に乗り換えられて出発され、石川県の小松空港に到着されたのは当初の予定より約1時間半遅れだった。

 こうしたトラブルがあったにもかかわらず、開会式は予定通りの時間にスタートした。

「当初の予定では、両陛下は小松空港に到着後、金沢市内に移動して、宿泊先のホテルで昼食をとられた後、式典会場に向かわれるはずでした。しかしトラブルのため、両陛下は空港内で慌ただしく昼食を済まされ、お着替えもされて、準備を整えられました。遅れを挽回し、開会式に到着を間に合わせたいという強いお気持ちがあったのでしょう。

 結果的に無事ご出席できたことについて、両陛下とも関係者の尽力を気遣われていたそうです。二週続けての地方公務とあって、ただでさえ雅子さまのご体調が心配されていましたが、急なトラブルも柔軟に乗り切られた。感慨深いものがありました」(宮内庁関係者)

関連記事

トピックス

靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
公金還流疑惑がさらに発覚(藤田文武・日本維新の会共同代表/時事通信フォト)
《新たな公金還流疑惑》「維新の会」大阪市議のデザイン会社に藤田文武・共同代表ら議員が総額984万円発注 藤田氏側は「適法だが今後は発注しない」と回答
週刊ポスト
“反日暴言ネット投稿”で注目を集める中国駐大阪総領事
「汚い首は斬ってやる」発言の中国総領事のSNS暴言癖 かつては民主化運動にも参加したリベラル派が40代でタカ派の戦狼外交官に転向 “柔軟な外交官”の評判も
週刊ポスト
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン