国内

愛子さま「生涯皇族」に“迷いなし”か 自民党内懇親会で「内親王・女王が婚姻後も皇族の身分保持」容認案の背景

大学ではご学友と自然体で過ごされてきた(2023年4月、栃木県塩谷郡。写真/JMPA)

大学ではご学友と自然体で過ごされてきた(2023年4月、栃木県塩谷郡。写真/JMPA)

 新年にあたって公開された天皇皇后両陛下と愛子さまが歓談される映像からは、仲睦まじいご一家の様子が伝わってきた。昨年末、女性皇族である愛子さまの将来に関する議論に、ついに終止符が打たれたようだ。ただ1人の天皇家の長子である愛子さまに期待される役割はとてつもなく大きい──。

「ティアラを戴かれた愛子さまはいつにも増して凜々しく、成年皇族の品格と風格をまとっていらっしゃいました。上皇ご夫妻へのご挨拶のために仙洞御所にお車で向かわれる道中、愛子さまは、後部座席の窓を全開にされました。お召しのローブ・デコルテはノースリーブでしたが、寒さをものともされず、国民の歓声に応えられました」(皇室記者)

 天皇家の長女・愛子さまは、成年皇族として3回目の新年を迎えられた。元日の11時、皇居・宮殿「松の間」で「新年祝賀の儀」にご出席。新年行事では、初めてティアラを着用された。

「成人される際、女性皇族はティアラを新調するのが常でしたが、愛子さまはコロナ禍に苦しむ国民に配慮されてティアラの制作を見送られました。1月1日には、成年の行事で着用されていたものと同じ、叔母にあたる黒田清子さんから借用されたティアラを身につけられていました」(前出・皇室記者)

 午後には、仙洞御所へ出向かれた。

「新年祝賀の儀のときと同じ、ローブ・デコルテにティアラというお召し物でした。愛子さまはゆっくりと会釈をされ、微笑まれていました。昨年よりも余裕があられたように感じます。ティアラが外光を反射して輝いていたのが印象的でした」(集まった人)

 愛子さまがおひとりで上皇ご夫妻に新年の祝賀に行かれるのは初めてだという。

「上皇ご夫妻は今年、両陛下を招待されていないそうで、愛子さまの“祝賀デビュー”となりました。特に緊張されているご様子はなく、表情も穏やかで自信に満ちているように見えました」(前出・皇室記者)

 祝賀後は皇居・御所へ戻られ、両陛下とご一緒に、侍従長をはじめとした側近らから挨拶を受けられた。

「能登半島地震の発生から約8時間後に、新年一般参賀の中止が発表されました。発生時、愛子さまは両陛下のおそばにおられたでしょうから、ご決断までの過程をご覧になり、非常事態時のなさりようを肌で感じられたかもしれません」(宮内庁関係者)

 現在、愛子さまは、学習院大学文学部日本語日本文学科の4年生だ。昨年12月20日に提出された卒業論文のテーマは「中世の和歌」で、A4数十ページにまとめられた。

「愛子さまは折に触れて『源氏物語』などに興味があると明かされてきましたから、納得のテーマ選択です。足繁く図書室や博物館に通われ、下調べから執筆まで熱心に取り組まれたそうですよ。その様子をご覧になってきた両陛下は“一生懸命書いていました”と側近に語られたそうです。冬休み終了後、提出した論文についての口述試験を受けられるそうで、それをつつがなく終了されれば、晴れてご卒業です」(前出・皇室記者)

 大学ご卒業に向けた最大のハードルを越えられた愛子さま。時を同じくして、皇族としての愛子さまの「将来」が定まったという。

関連記事

トピックス

公選法違反の疑いで刑事告訴され、書類送検された斎藤知事(左:時事通信フォト)と折田楓氏(右:本人SNS)
“公選法違反疑惑”「メルチュ」折田楓氏の名前が行政SNS事業から消えていた  広島市の担当者が明かした“入札のウラ側”《過去には5年連続コンペ落札》
NEWSポストセブン
コンサートでは歌唱当時の衣装、振り付けを再現
南野陽子デビュー40周年記念ツアー初日に密着 当時の衣装と振り付けを再現「初めて曲を聞いた当時の思い出を重ねながら見ていただけると嬉しいです」
週刊ポスト
”薬物密輸”の疑いで逮捕された君島かれん容疑者(本人SNSより)
《28歳ギャルダンサーに“ケタミン密輸”疑い》SNSフォロワー10万人超えの君島かれん容疑者が逮捕 吐露していた“過去の過ち”「ガンジャで捕まりたかったな…」
NEWSポストセブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
反論を続ける中居正広氏に“体調不良説” 関係者が「確認事項などで連絡してもなかなか反応が得られない」と明かす
週刊ポスト
スーパー「ライフ」製品が回収の騒動に発展(左は「ライフ」ホームページより、みぎはSNSより)
《全店舗で販売中止》「カビだらけで絶句…」スーパー「ライフ」自社ブランドのレトルトご飯「開封動画」が物議、本社が回答「念のため当該商品の販売を中止し、撤去いたしました」
NEWSポストセブン
「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手
「全てを話せば当然、有罪となっていたでしょう」不起訴になった大物地面師が55億円詐欺「積水ハウス事件」の裏側を告白 浮かび上がった“本当の黒幕”の存在
週刊ポスト
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《大谷翔平が“帰宅報告”投稿》真美子さん「娘のベビーカーを押して夫の試合観戦」…愛娘を抱いて夫婦を見守る「絶対的な味方」の存在
NEWSポストセブン
「お笑い米軍基地」が挑んだ新作コント「シュウダン・ジケツ」(撮影/西野嘉憲)
沖縄のコント集団「お笑い米軍基地」が戦後80年で世に問うた新作コント「シュウダン・ジケツ」にかける思い 主宰・まーちゃんが語る「戦争にツッコミを入れないと」
NEWSポストセブン
令和最強のグラビア女王・えなこ
令和最強のグラビア女王・えなこ 「表紙掲載」と「次の目標」への思いを語る
NEWSポストセブン
“地中海の楽園”マルタで公務員がコカインを使用していたことが発覚した(右の写真はサンプルです)
公務員のコカイン動画が大炎上…ワーホリ解禁の“地中海の楽園”マルタで蔓延する「ドラッグ地獄」の実態「ハードドラッグも規制がゆるい」
NEWSポストセブン
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さん、撮り下ろしグラビアに挑戦「撮られることにも慣れてきたような気がします」、今後は執筆業に注力「この夏は色んなことを体験して、これから書く文章にも活かしたいです」
週刊ポスト
強制送還のためニノイ・アキノ国際空港に移送された渡辺優樹、小島智信両容疑者を乗せて飛行機の下に向かう車両(2023年撮影、時事通信フォト)
【ルフィの一味は実は反目し合っていた】広域強盗事件の裁判で明かされた「本当の関係」 日本の実行役に報酬を支払わなかったとのエピソードも
NEWSポストセブン