最盛期、伊勢氏は重要文化財など800点をコレクションしていた(HPより)

秋篠宮家と約40年にわたる親交を持つ伊勢彦信氏。最盛期、伊勢氏は重要文化財など800点をコレクションしていた(HPより)

「アートの仕事がしたいんです」

 以来、より一層、秋篠宮家への思いを深めた伊勢氏は、秋篠宮家を出た眞子さんとその夫にも、陰に日向に、さまざまな形で手を差し伸べてきた。

「卵でピカソを買った男」と紹介されたこともある伊勢氏は、世界的な美術コレクターとしても有名。美術界に築いた人脈も総動員し、眞子さんの就職にも奔走したそうだ。

「『とにかくアートの仕事がしたいんです』という眞子さんのために、いろいろな人を紹介しました。メトロポリタン(美術館)で働けないかと掛け合ったこともあります。そのときにはここ(富山県内にある伊勢氏の自宅)にも、メトロポリタンの関係者が来ましたよ。ただ、直接的ではないのですが『眞子さんを職員に採用する代わりに、もっと寄付をしてくれないか』という雰囲気で、眞子さんの就職と寄付とを天秤に掛けているように感じて。そうなると、彼女の本意でもないだろうし、なかなかうまくいかなかった……」

 実際、挫折を味わった眞子さんは、いまも美術に携わる仕事には就けずにいる。それでもニューヨークでの生活を続け、渡米以来一度も帰国していない。背景には、小室さんとの結婚を巡って、秋篠宮ご夫妻との間に生じた、埋まることのない溝があるとされてきた。

 しかしながら、そんな眞子さんには今年、“悠仁さまの成人”という帰国の大義名分が生じる。先頃、筑波大学に合格された悠仁さまは、高校卒業後に成年式が実施される予定だ。

「次の世代の天皇である悠仁さまの加冠の儀は、3月以降の予定で、当然、姉である眞子さんも招待されているはず。世界各国に悠仁さまをお披露目する舞台でもあり、眞子さんも大切な弟の晴れの舞台をそばで祝福したいお気持ちがあることは間違いないでしょう。

 圭さんとの結婚を巡っては秋篠宮ご夫妻と感情の行き違いがあったのかもしれませんが、そうしたわだかまりを解消し、家族の交流を取り戻す格好のチャンスともいえます。帰国となれば、眞子さんの宿泊先など、警備上の課題はあるものの、何より上皇ご夫妻や、秋篠宮ご夫妻が喜ばれることは間違いない」(皇室記者)

 今年は、弟の晴れ舞台で笑みを浮かべる眞子さんの姿が見られるかもしれない。

※女性セブン2025年1月16・23日号

関連記事

トピックス

大村崑さん、桂文枝師匠
春場所の溜席に合計268歳の好角家レジェンド集結!93歳・大村崑さんは「相撲中継のカット割りはわかっているので、映るタイミングで背筋を伸ばしてカメラ目線です」と語る
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”女子ゴルフ選手を待ち受ける「罰金地獄」…「4人目」への波及も噂され周囲がハラハラ
週刊ポスト
米国ではテスラ販売店への抗議活動、テスラそのものを拒否するよう呼びかける動きが高まっている(AFP=時事)
《マスク氏への批判で不買運動拡大》テスラ車というだけで落書きや破壊の標的に 在米の日本人男性の妻は付け替え用の”ホンダのロゴ”を用意した
NEWSポストセブン
大谷翔平の第一号に米メディアが“疑惑の目”(時事通信、右はホームランボールをゲットした少年)
「普通にホームランだと思った」大谷翔平“疑惑の第1号”で記念ボールゲットの親子が語った「ビデオ判定時のスタンドの雰囲気」
NEWSポストセブン
外国の方にも皇室や日本を知ってもらいたい思いがある雅子さま(2025年2月、東京・台東区。撮影/JMPA)
皇居東御苑の外国人入園者が急増、宮内庁は外国語が堪能なスタッフを募集 雅子さまの「外国の方にも皇室や日本を知ってもらいたい」という強い思いを叶える秘策
女性セブン
水原一平(左、Aflo)と「親友」デビッド・フレッチャー(右、時事通信)
《大谷翔平のチームメイトに誘われて…》水原一平・元通訳が“ギャンブルに堕ちた瞬間”、エンゼルス時代の親友がアップした「チャリティー・ポーカー」投稿
NEWSポストセブン
岡田准一と西畠清順さん(2025年2月)
岡田准一、大親友「プラントハンター」との決起会をキャッチ 共通点は“無茶をしてでも結果を出すべき”という価値観
女性セブン
「ナスD」として人気を博したが…
《俺って、会社でデスクワークするのが苦手なんだよね》テレビ朝日「ナスD」が懲戒処分、517万円を不正受領 パワハラも…「彼にとって若い頃に経験したごく普通のことだったのかも」
NEWSポストセブン
トレードマークの金髪は現在グレーヘアに(Facebookより)
《バラエティ出演が激減の假屋崎省吾さん“グレーヘア化”の現在》中居正広氏『金スマ』終了を惜しむカーリー「金髪ロング」からの変貌
NEWSポストセブン
姉妹のような関係だった2人
小泉今日子、中山美穂さんのお別れ会でどんな言葉を贈るのか アイドルの先輩後輩として姉妹のようだった2人、若い頃は互いの家を行き来し泥酔するまで飲み明かしたことも
女性セブン
彼の一世一代の晴れ舞台が近づいている
尾上菊之助「菊五郎」襲名披露公演配役で波紋、“盟友”尾上松緑を外して尾上松也を抜擢 背景に“菊之助と松緑の関係性”を指摘する声も「最近では口もきかない」
女性セブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”の女子プロゴルフ・川崎春花、阿部未悠、小林夢果を襲う「決勝ラウンド3人同組で修羅場中継」の可能性
週刊ポスト