話題の本 BOOK WONDERLAND一覧/31ページ
【書評】忍者に必要なのは智恵や身体能力よりコミュ力
【書評】『忍者の歴史』/山田雄司・著/角川選書/1600円+税【評者】池内紀(ドイツ文学者・エッセイスト) 忍者は人気者だ。いまやアニメやマンガを通して、Ninjaが世界的な関心らしい。フシギな能力をもつ人間…
2016.05.23 07:00
週刊ポスト
【著者に訊け】蛭子能収さん 『僕はこうして生きてきた』
【著者に訊け】蛭子能収氏/『僕はこうして生きてきた NO GAMBLE, NO LIFE.』/コスモの本/1300円+税 テレビ東京系列の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』で再ブレイクした蛭子能収の…
2016.05.21 07:00
週刊ポスト
【書評】文芸的価値にこだわる研究者が取りあげないSF小説史
【書評】『奇異譚とユートピア 近代日本驚異〈SF〉小説史』長山靖生著/中央公論新社/5800円+税【評者】井上章一(国際日本文化研究センター教授) この本は、江戸後期から明治中期にかけて出版されたSF小説を…
2016.05.20 16:00
週刊ポスト
「ものすごく面白いものを読んだ!」11編の翻訳短編集
【著者に訊け】岸本佐知子さん/『楽しい夜』/講談社/2376円【本の内容】 取り上げられている作品は実にさまざま。共通項は岸本さんの〈出会ったときに胸にわきあがった「なんか今、ものすごく面白いものを読ん…
2016.05.20 07:00
女性セブン
恋の記憶が胸に沁みる 小池昌代43篇のアンソロジー
【著者に訊け】小池昌代さん/『恋愛詩集』/NHK出版新書/799円【本の内容】〈今日も明日も、一見恋とは程遠い現実のなかで、汚れにまみれながら生きている、わたしたち〉──に向けて、詩人・小池さんが古今東西の…
2016.05.18 16:00
女性セブン
【書評】昭和の時代に存在した仕事「押し屋」「金魚屋」など
【書評】『イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑』/文・澤宮優/イラスト・平野恵理子/原書房/本体2200円+税澤宮優(さわみや・ゆう):ノンフィクション作家、書評家、エッセイスト。主な著書に『昭和の仕事』…
2016.05.18 16:00
SAPIO
【書評】「文学の魔力」を忘却した時に衰退した民俗学
【書評】『宮本常一と 土佐源氏の真実』井出幸男・著/梟社/2500円+税【評者】大塚英志(まんが原作者) 宮本常一の『忘れられた日本人』、中でも老博労の性の懺悔録である「土佐源氏」は、なにより、その語り口…
2016.05.16 07:00
週刊ポスト
【書評】「時代の正しさ」を背負わされた原節子の生涯
【書評】『原節子の真実』/石井妙子著/新潮社/本体1600円+税石井妙子(いしい・たえこ):1969年神奈川県生まれ。白百合女子大学大学院修士課程修了。著書に『おそめ 伝説の銀座マダム』(新潮文庫)、『日本…
2016.05.15 16:00
SAPIO
【書評】躍動感漲るタメ口で描かれたアナキスト・伊藤野枝像
【書評】『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』/栗原康・著/岩波書店/1800円+税【評者】与那原恵(ノンフィクションライター) 大正時代のアナキスト、斬新なフェミニズム論を展開した伊藤野枝。関東大震災…
2016.05.14 16:00
週刊ポスト
【書評】訥々とした語り口で心を叩く坪内祐三の友人知己との永訣
【書評】『昭和にサヨウナラ』/坪内祐三・著/扶桑社/1900円+税【評者】嵐山光三郎(作家) サヨウナラ友ヨ。 サヨウナラ師ヨ。 サヨウナラ父ヨ。 知己を失うことは、自分のからだの一部を失うことなのだ。…
2016.05.13 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】高山文彦氏 『生き抜け、その日のために』
【著者に訊け】高山文彦氏/『生き抜け、その日のために 長崎の被差別部落とキリシタン』/解放出版社/2200円+税 国際平和都市長崎を語るには、欠くことのできない3つの要素があった…
2016.05.12 07:00
週刊ポスト
【書評】日台関係の強い絆を感じさせるノンフィクション
台湾ではいま「湾生回家」というドキュメンタリーが「ハンカチ三枚必要」と大評判になっている。「湾生」、つまり日本統治時代に台湾で生まれ育ち、戦後、本国に戻された日本人が、高齢となったいま、懐しい台湾…
2016.05.11 16:00
SAPIO
【書評】企業ガバナンス強化という視点で見た大塚家具内紛劇
【書評】『「理」と「情」の狭間 大塚家具から考えるコーポレートガバナンス』磯山友幸著/日経BP社/1500円+税【評者】岩瀬達哉(ノンフィクション作家) 大塚家具の経営権を巡る「親子喧嘩」は、テレビのワイ…
2016.05.08 07:00
週刊ポスト
【著者に訊け】安藤祐介氏 ラグビー小説『不惑のスクラム』
【著者に訊け】安藤祐介氏/『不惑のスクラム』/KADOKAWA/1600円+税 たとえ過失であっても、人1人の命を奪った人間を、どう受け入れればいいのか。そんな正解のない問いを巡って大いに揺れ、不惑どころではない…
2016.05.04 07:00
週刊ポスト
【書評】出久根達郎が無態度の態度で描く大きなスケールの書
【書評】『謎の女 幽蘭 古本屋「芳雅堂」の探索帳より』出久根達郎著/筑摩書房/1700円+税 【評者】坪内祐三(評論家) 出久根達郎の新著『謎の女 幽蘭』を通読してうならされた。この作品は筑摩書房のPR誌『…
2016.05.03 07:00
週刊ポスト
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