だが、彼女はあらゆる美容健康法を雑誌やテレビ、そして自著で紹介。MCを務めていた音楽番組『FUN』(日本テレビ系)では、スポンサーの化粧品会社のアイテムを使って彼女がどんなメイクをしているかや、どんなファッションで登場するかの「紀香チェック」なるインフォマーシャル(番組内広告)があり、当時、同年代の女性たちはメモをとりながら画面に食いついていたものである。

 そう、藤原紀香は決して嫌われてはいなかったのである。そして彼女はその当時と、いい意味で何も変わっておらず、自分がいいと思ったモノを惜しみなく公開し、周囲の人を幸せにしようと一生懸命だ。

 愛之助との交際を『女性セブン』がスクープした際、紀香側の言い分は、睡眠不足で疲労が蓄積していた愛之助を紀香宅にある酸素カプセルで癒してあげた…というもので、それは交際を否定する“言い訳”だとされたのだが、もしかして彼女は本当に好意からそうしていたのかもしれない…と私は思っている。

 紀香“前”と紀香“後”の愛之助のルックスの違いをもっとも象徴していたのは、愛之助が出演していた映画『レインツリーの国』(15年11月21日公開)だろう。医師役で出演していた愛之助は、素人目にも疲れており、顔がむくんでいて、お肌の調子も決して良いようには見えなかった。撮影はその1年前と言われていたが、映画公開時、PRでテレビ番組に出演していたときの愛之助は、紀香効果でシェイプアップし、肌も髪もツヤツヤになっていた。

 もっとも、紀香には“やりすぎ”てしまうときもあるようで、彼女が良かれと思ってリハーサル室や前室で焚いている“お香”を「煙い」「臭い」と感じた共演者は少なくなかったという。以前、ミュージカルで共演したことがある西城秀樹は、困っていた一人らしいし、紀香自身、お香を焚きすぎて「NHKで火災報知器を鳴らしてしまったこともある」と『土曜スタジオパーク』で話していた。愛之助との共演が話題になった『ある日、アヒルバス』(BSプレミアム)でのことだ。

 そういえば、まだ愛之助が熊切あさ美と交際していたとき、定宿としていた都内のホテルの部屋には、曰く「いただき物」というアロマキャンドルや、お香の類が山ほど置いてあった。

 それが、当時から友人だったという藤原紀香からの贈り物かどうかは不明だが、少なくとも愛之助は、それらを「煙い」「臭い」というタイプの男性ではなかったということだ。

 酸素カプセルや、引き出物にも採用され、「二人で一緒に入っている」お風呂で使われている水素水生成器、さらには美容食、健康食含め、そういう生活を愛之助は、けっこう喜んで受け入れていると思われる。

 何事にも真っすぐで、一生懸命な“いい人”で、少女のように“やきもち焼き”の紀香が、愛之助の度重なる女性スキャンダルに対し、ド〜ンと構えられるようになるのには、もしかしたら時間がかかるかもしれない。

 そして、紀香が窮地に追い込まれそうになることに週刊誌やワイドショーにおける“数字”があることもこの先しばらく変わらないだろう。が、それはある意味、スターの証。そして、片岡愛之助と藤原紀香は、世間が心配しているよりもピッタリな夫婦であると思うのは私だけだろうか…。

関連記事

トピックス

映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
専修大サッカー部を辞任していた源平監督(アフロスポーツ)
《「障害者かと思った」と暴言か》専修大サッカー部監督がパワハラ・経理不正疑惑で辞任していた 大学は「警察に相談している」と回答
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン