ドラマや映画での演技に注目が集まるMEGUMI

 それが、今回の映画イベントでは「紅一点」を熟知しているかのような華やかな色のファッションで登壇。会場から「MEGUMIさん、キレイ」「カッコイイ」という女性の声が多くあがっていた。

 さらに、バラエティー番組では「笑いがわかっている人」という位置づけだし、生の情報番組では生活者としてのコメントが短いながらも評価を受けている彼女は、イベント中、いわゆる“裏回し”もできれば、邪魔にならない“ツッコミ”もできていた。

 デビュー直後、『エンタの神様』(日本テレビ系)で「関根勤とパロディー集団」の一員として出演していたからか、もともとの性格なのか、「笑い」をわかっている人でもあるのだ。

◇上映イベントでは見事な“裏回し”

 直近の「全国89館生中継舞台挨拶付上映イベント」では、事前に募っていたファンからキャストへの「裏設定」にまつわる質問に答えることがメインだった。

 ステージ中央の小さなタブレットを見ながら、質問をセレクトして順に答えていくという流れだったのだが、義父でベテラン俳優の古谷一行に慣れているからだろうか。劇中、絡みがなかった草なぎの父役・藤竜也の傍らにピタリと付いたMEGUMIは、藤のサポートに徹していた。俳優の大先輩をリスペクトする気持ちを一瞬たりとも忘れずに、藤が引き立つよう、一歩下がったり、タブレットを支えたり。「長女」ならではの気配りを続けたのである。

 そうかと思えば、ハイテンションの草なぎをはじめ、登壇者のコメントに観客から「?」という箇所があると、即座にフォロー。それもまた的確だったし、決して「前へ、前へ」と出るものではないので、非常に聞きやすく、しかも、MCのプライドも傷つけない、それは見事な“裏回し”だった。

 実は1か月ほど前、『女性セブン』の連載でMEGUMIについて書いた。それは、女子ゴルフの渋野日向子プロが全英オープンで優勝したタイミング。同じ岡山県出身の有名人としてMEGUMIのことも書かせてもらったのだ。

 その際、色々調べていたら、彼女はいま、8時間落ちないリップと整形級のグロスが1本になった「ジェミーブロッサムズ」というリップのプロデュースにも忙しかった。「自ら工場で色練りしている」と彼女の友人で造花アーティスト・トシ子から聞いた。同商品は、美容に一家言もつモデルらに大人気のヒット商品になっていると聞いた。
 
 さらに、金沢市の観光地・ひがし茶屋街に、地元食材を使った『Cafe たもん』 のオーナーを務めていた。親交が深い「BAR かなざわ紋―MON―」へ訪れるため、頻繁に金沢に通っていたのが“縁”だったという。

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