静香さんならなおさらのこと。しかし、木村はグループよりも自分の結婚を優先した。当時、木村の交際から結婚まで他のメンバーは報道で知るくらい、蚊帳の外でした」(前出・芸能関係者)

 一方の中居も女性マネジャーと“口を聞かない”時期を過ごす。2007年、中居と倖田來未(33才)との熱愛が発覚。

「中居は女性マネジャーに交際について一切報告や相談もしていなかったんです。それなのに先にマスコミ報道で明るみに出てしまった。女性マネジャーは大変な怒りようでした。他のメンバーからも厳しい視線を浴び、中居が孤立して1対4のような雰囲気でした」(前出・芸能関係者)

 それでもメンバーが「一心同体」にみえた時期もあった。2013年4月、『SMAP×SMAP』で「初めての5人旅」の企画が実現。それまでプライベートでも一度もなかった、本当に初めての5人旅だった。全員一緒に温泉に入った後、カラオケで『ベストフレンズ』を歌っている最中に中居が突然、号泣した。

「10人が襲ってきてもSMAPを守れるよ」(中居)

 2014年7月には『FNA27時間テレビ』で5人揃って総合司会を担当。香取は脚本家の三谷幸喜に「SMAPの解散を考えたことはありますか?」と聞かれ、「絶対に解散はしません」と断言した。その27時間テレビでは、脱退以後一度も触れられることのなかった森且行が“解禁”され、森からの手紙にメンバーが涙ぐむシーンもあった。

 同年のツアーでは、東京ドーム公演で、中居と木村が手をつなぐ姿も見られ、メンバーはみな大人になり、お互いを認め合いながら、「これからがSMAPの第2章」というムードが5人の間に漂っていた。しかし…、2016年1月、女性マネジャーの退社とともに、5人の信頼関係は崩れ去った。

 香取にはSMAP結成当時から28年間、ずっと大切にしていたものがあった。木村からもらったハーレーダビッドソンの革財布。2年に1度、2万円近いメンテナンス代を払ってまで、大切に使い続けていた。

 木村が「そろそろ財布替えろよ」と新しいものをプレゼントしても、香取は「今のがなくなったら使います」と言っていたほどだった。1月の解散騒動の後、香取はその財布を使わなくなった。もう木村とは言葉を交わすことはないんだろうと言って…。

※女性セブン2016年9月1日号

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン