「美智子さまは、愛子さまのご様子を大変気にかけられていらっしゃいました。誕生日にご一家の中で愛子さまだけが皇居に行かれなかったこともあり、やはり心配ばかりが募っていた。美智子さまは、愛子さまの近況をご夫妻に直接お聞きになりたいと思われたのでしょう。この日は分刻みのスケジュールが組まれており、この後も立て続けにお祝いの行事が予定されていましたが、両陛下は時間に限りがある中で皇太子ご夫妻とのお時間を取られたのです」(前出・宮内庁関係者)

 深刻な状況ではないと聞いた両陛下は一様に安堵されながらもこう続けられたという。

「雅子さまに“今はより慎重さが求められている”ともお伝えになったそうです。というのも、それまで雅子さまは愛子さまを思われるあまり“公より私を優先しすぎる”と指摘され、それが雅子さまバッシングへとつながってきました。小学校時代の同伴登校などは最たる例です。次代の皇后を目前にして、また同じことを繰り返すわけにはいきません。愛子さまが欠席を続けられている状況で、雅子さまにはより一層身を引き締めてもらいたいとお考えになったのでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 9月末の週3回公務、2年ぶりの国賓歓迎行事となる宮中晩餐会など最近の雅子さまからは体調の快復ぶりが伝わってきた。

「ですが、雅子さまにとってはハイペースすぎるとも感じられていました。あくまで快復の途上。やっと長いトンネルの出口が見えてきたと思える一方、また体調を崩されてしまうのではないかという不安は常につきまとっていました。連日の公務に、雅子さまがお疲れの様子をお見せになることも増えていた。実際、翌日から2泊3日で予定されていた岩手県での公務は取りやめになりました。その日の会談の中で、美智子さまからは、雅子さまの体調に関するご下問もあったといいます」(前出・宮内庁関係者)

 10月17日、『天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議』の初会合が開かれた。また、皇位継承に伴う重要儀式である『大嘗祭』を2018年11月に行う方向で調整が進んでいることが報じられた。大嘗祭は『即位の礼』の後に行われる儀式であり、今後2年以内に新たな天皇皇后が誕生することを意味している。“次代”が訪れる日は刻一刻と近づいている。

「生前退位」報道、その後の「お気持ち」表明と、これまで以上に皇室の動向は多くの視線を集めている。加えて、近代にはなかった生前退位を経て誕生する天皇皇后ということもあって、皇太子ご夫妻への注目はより高まり、同時にプレッシャーものしかかることになる。

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