芸能

テレビ界の宗教タブーは「信仰している芸能人が多いから」

信仰を持つ芸能人は意外と多い

 清水富美加の「幸福の科学」出家騒動でにわかに注目の的となった芸能人と宗教の関係。古くは1992年8月、桜田淳子(58才)が韓国・ソウルで行われた「統一教会」(現・世界平和統一家庭連合)の合同結婚式に参加したことは、ファンのみならず社会に大きな衝撃を与えた。

「桜田は有力な広告塔の1人。合同結婚式で一般男性と結婚した後は芸能界から姿を消し、家事と3人の子育てに専念するかたわら、集会で講演するなど布教活動も熱心に続けてきました」(宗教事情に詳しいジャーナリスト)

 子育てが一段落した2013年には、デビュー40周年を記念したファンイベントで22年ぶりにステージに。今年4月には音楽イベントでも一夜限りの復帰を果たし、本格的な復帰も囁かれている。

「創価学会」とともに、多くの信者がいることで知られるのが真言宗系の仏教教団「真如苑」だ。女優・沢口靖子(51才)もその1人で、彼女が芸能界入りを決意したのも信仰からだった。

「沢口は小学校の頃から母親に連れられて真如苑の大阪精舎に通っていた。1984年の『第1回 東宝シンデレラ』のグランプリに輝き、デビュー翌年にはNHKの朝ドラ『澪つくし』に抜擢されたが、実は大学に進学して書道教師になる夢を持っていて、進路に迷っていた」(沢口の知人)

 そんな時、沢口は『接心』(霊能者が霊界から発せられた言葉を信徒に取り次ぐ行為)を受け、芸能界入りを決意したという。沢口は当時、真如苑の機関紙『歓喜世界』(1985年夏秋号)のインタビューで《誠実に仕事を重ねてゆくところに、道はおのずと開かれるとのご霊言に、私の心も決まって(略)》と語っている。

 高橋惠子(62才)も「真如苑」の信者だが、沢口と違い、入信したのは芸能界入りしたずっと後のことだ。

 中学卒業と同時に芸能界入りし、主役を務めた映画『高校生ブルース』では15才にしてヌードを披露。その後、自身とイメージとのギャップや仕事のプレッシャーから、自殺未遂を図ったり、作家と逃避行したりと、まさに波瀾万丈の半生を送っていた。

 そんな折、交際中だった現在の夫に連れられて真如苑に入信。雑誌インタビューで、《ひとりの人間として大事なものを見つけることができた》と答えた。

関連記事

トピックス

炊き出しボランティアのほとんどは、真面目な運営なのだが……(写真提供/イメージマート)
「昔はやんちゃだった」グループによる炊き出しボランティアに紛れ込む”不届きな輩たち” 一部で強引な資金調達を行う者や貧困ビジネスに誘うリクルーターも
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
藤浪晋太郎(左)に目をつけたのはDeNAの南場智子球団オーナー(時事通信フォト)
《藤浪晋太郎の“復活計画”が進行中》獲得決めたDeNAの南場智子球団オーナーの“勝算” DeNAのトレーニング施設『DOCK』で「科学的に再生させる方針」
週刊ポスト
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
「漫才&コント 二刀流No.1決定戦」と題したお笑い賞レース『ダブルインパクト』(番組公式HPより)
夏のお笑い賞レースがついに開催!漫才・コントの二刀流『ダブルインパクト』への期待と不安、“漫才とコントの境界線問題”は?
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン