国内

不倫調査を探偵に依頼する女性、箱入り娘から慰謝料目的へ

松居の独自調査は“不倫探偵”という声も

『調査報告書』と書かれたA4用紙28枚のレポートをめくると、“不貞の証”が克明に記録されている。愛人の自宅マンションの出入り、食事の様子、手をつないで歩く姿、そして路上でのキス…。膨大な数の写真が、妙齢男女のプライベートを映し出す。

「クロですね。スケジュール、滞在先も含めて、ほぼ事前情報通りでした。明日、報告書を依頼人にお渡しした段階で、われわれの仕事は終了です」

 7月初旬の昼下がり、東京都内の喫茶店で本誌・女性セブン記者に淡々と話すのは、ある探偵会社の社長だ。その1週間前、本誌は彼らの調査に密着していた。東京から京都へ、東西360kmを行き来する2日間の密着取材だった。今回の依頼人は都内在住の40代専業主婦・A子さん。

「商社に勤める5才上の夫が京都で愛人と不倫している。証拠が欲しい」

 そう話し、夫の定宿の情報も探偵会社に提示していた。予想を上回る蜜月ぶりに、この結果を妻が知ればさぞ落胆するだろうと思っていると、社長がこともなげにこう言い放った。

「依頼人にとっては想定内の結果なので、特に悲しまないと思いますよ。おそらくこれで離婚裁判も有利に進められるでしょうから」

 不倫探偵の日常が、日本の夫婦の変質をまざまざと表していた──。

 昨年のゲス不倫から始まったブームは今年も続き、渡辺謙(57才)と大阪の元ホステス、仲間由紀恵(37才)の夫・田中哲司(51才)と美人スタイリスト、と著名人の不倫報道が相次いだ。

 そして今、最も世間を騒がせているのが、松居一代(60才)である。夫・船越英一郎(57才)の不倫疑惑をYouTubeで暴露するという前代未聞の行動に、国民の好奇な目が向けられている。なかでも注目を集めたのは、彼女の執拗な“独自調査”だ。

「業者に頼んで船越さんの別宅マンションの鍵を開け、浮気の証拠とされる“恐怖のノート”や船越さんのパスポートを手に入れた。夫の不倫相手だとする女性が住むハワイを訪れて証拠探しまで敢行した」(スポーツ紙記者)

 松居の行動力には《探偵も真っ青》《さながら不倫探偵》と驚嘆する声がネットにあふれたが、一方で芸能界のご意見番こと和田アキ子(67才)は「浮気の証拠が欲しいなら探偵でもいいのにね」と松居の行動を非難した。

 松居への賛否はさておき、夫に不倫疑惑があれば、どんな手を使ってでも調べたいと思うのは当然のことかもしれない。現に、最近は不倫調査の依頼が増えた、と前出の探偵会社の社長は声を潜める。

「松居さんの影響かどうかはわかりませんが(苦笑い)、このひと月は増えましたね。依頼者のほとんどは女性で、30~50代の主婦が多い」

 同社によれば、現在、年間100日は不倫調査をしているという。昔に比べて依頼者の質も大きく変わった。

関連記事

トピックス

海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
2才の誕生日を迎えた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
【9月6日で19才に】悠仁さま、40年ぶりの成年式へ 御料牧場、小学校の行事、初海外のブータン、伊勢新宮をご参拝、部活動…歩まれてきた19年を振り返る 
女性セブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
当時の水原とのスタバでの交流について語ったボウヤー
「大谷翔平の名前で日本酒を売りたいんだ、どうかな」26億円を詐取した違法胴元・ボウヤーが明かす、当時の水原一平に迫っていた“大谷マネーへの触手”
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
《同居女性も容疑を認める》清水尋也容疑者(26)Hip-hopに支えられた「私生活」、関係者が語る“仕事と切り離したプライベートの顔”【大麻所持の疑いで逮捕】
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
【大麻のルールをプレゼンしていた】俳優・清水尋也容疑者が“3か月間の米ロス留学”で発表した“マリファナの法律”「本人はどこの国へ行ってもダメ」《麻薬取締法違反で逮捕》
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
大谷翔平から26億円を掠めた違法胴元・ボウヤーが“暴露本”を出版していた!「日本でも売りたい」“大谷と水原一平の真実”の章に書かれた意外な内容
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン