直接の出演交渉は、ぶっちゃあのマネジャー氏がしていると言うが、事前の根回しは、ぶっちゃあ本人。みんな、「最高齢の若手芸人」と言われる愛すべき先輩の番組なら…と二つ返事で訪れるのだそうだ。
後輩たちのサクセスストーリーのみならず、そこでは、ぶっちゃあが聞き手だからこその深い話が聞ける。たとえば、アンタッチャブルのザキヤマは、テレビでは久しく口にしていない、相方・柴田英嗣の話を自然に出し、お笑い好きのリスナーらを喜ばせた。
アシスタントは、同局の朝の帯番組『POWER BAY MORNING』の金曜パーソナリティーも務めているドーキンズ英里奈。ぶっちゃあ曰く「うまくて、ありがたい」存在であり、芸人・ぶっちゃあの偉業の数々を「全く知らないのがいいんです。今後もWikipediaなどで調べないように言っています」とのことだ。
その『ぶっちゃあのロッカールーム』について、リスナーからの投稿があったのは『JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)。ゲストが豪華なのにもかかわらず、銀行の支店長にまで上り詰めた弟へのコンプレックスという超どうでもいい“自分語り”で「ぶっちゃあが涙する、という“お決まりの展開”」と、爆笑問題ファンからも“ネタ”にされている始末だ。
太田光は、「あるある」というカンジで笑い、田中裕二は「自分の面白いところをわかってない」「2%しか出てない」「全部、隠そうとする」「ぶっちゃあさん、そこじゃない」と、チャーミングな先輩の“芸風”に言及した。
言われてみれば、『ぶっちゃあのロッカールーム』は、ゲストのトークより、芸人にとっても、お笑いファンにとっても「愛すべき存在」である、ぶっちゃあのトークに、心の中でツッコんだり、裏の笑いを愉しんだりしながら聴く番組なのかも。
いずれにせよ、プロアマ問わず、多くのリスナーから大注目されている番組であることは間違いないのである。