「横山くんは“自分たちの声でファンに伝えたいと思った”と、一緒に会見を開いた理由を説明しました。しかし、スーツにネクタイ姿で浮かない表情のまま横にズラリと並んだ会見は、一昨年のSMAP解散報道時に『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)でメンバー全員が公開謝罪したシーンを連想してしまったファンも多かったようです。
あの時のSMAPは結局、すでに亀裂は修復不可能な状態で、間近に控えていた25周年ライブもやらないまま、解散してしまいました。実際、本当の“円満脱退”ならば、本人のみの会見やFAXの発表だけでよかったという声は多いんです。多忙なメンバーを集めて会見を開いたのには、そうしなければ収まりのつかないのっぴきならない事情があったのでしょう」(スポーツ紙芸能担当記者)
関ジャニ∞メンバーを知る芸能関係者はこう語る。
「もしすばるくんが1人で会見をやれば、“自分の音楽を追求したいから”と関ジャニのアイドル性や音楽性を否定して去って行くスタンドプレーになってしまう可能性がある。それを打ち消すためにメンバーたちも一緒にあの場に立つしかなかったんでしょう」
仲がよかったからこそショックは大きい。関ジャニ∞に、一体何が起きていたのか。
◆“それはワガママなんちゃうんか”
最近は、こんな場面もよく目撃されていたという。関ジャニ∞で音楽番組に出演したとき、渋谷は共演するロックバンドのメンバーらに積極的に話しかけ、音楽について話し込むことが多くなっていた。
気になるのは、脱退会見で「先輩に相談したのか」と聞かれた渋谷が「ないです」と即答したことだ。「目標とする先輩はいるか」と問われた時は、笑いながらこう答えた。
「ジャニーズの中ですか? たぶん、目標とするかたがいたら、ぼく辞めてないと思うんですが」
この言葉に驚いたのは前出の芸能関係者だ。
「たしかに彼ならいいそうですが、注目される会見でわざわざ口にする内容ではありません。メンバーもショックを受けたと思いますよ。そもそも事務所サイドとしてはすばるくんの音楽性に理解を示し、ソロ活動を容認し、アルバムやツアーなどの音楽活動をかなり本人の自由にやらせてきた。それなのに…という気持ちでしょう」
関ジャニ∞を続けながら音楽活動できないかとズバリ問われた時は、「できる、できないはそうですね、まぁ、できなくはないと思いますけども」と曖昧な返答に終始した。