芸能

フジ榎並アナのハプニング力 坂上忍との応酬で熱視線

坂上忍からイジられている榎並アナ

 放送スタートから今年で5年目に入り、安定した人気を獲得している平日昼の帯番組『バイキング』(フジテレビ系)。この番組で進行を務めているのが同局の榎並大二郎アナウンサー(32)だ。SNS上では日々、司会である坂上忍の発言に注目が集まっているが、実は榎並アナが引き起こすハプニングにも熱視線が集まっている。『バイキング』の隠れた“陰の功労者”、榎並アナの魅力に追った。

 榎並アナに関心が寄せられるようになったのは2016年の秋ごろ。実はこの時期、それまでひな壇に座っていた坂上が、立って司会を始めるようになったのだ。巨大ボードを挟んだ形で榎並アナと隣合わせになり、ほぼ2人の掛け合いで番組が進むようになった。こうして坂上はもちろんだが、自ずと榎並アナも脚光を浴びるようになっていった。

◇目が離せないハプニング工場長

 例えば今年の「榎並アナ」周辺の『バイキング』トピックスを一部列挙してみると、

・「蔵出しVTRと本人“直撃”(ちょくげき)インタビューを…」と言うべきところを、“直筆(じきひつ)インタビュー”と読み間違え、坂上から「それはダメだわ」と注意を受ける。(1月11日)

・アメリカのフィギュアスケート選手ネイサン・チェンを「ネイチャン・チェン」と2度も間違え、さらにはパトリック・チャンを「マイケル・チャン」と言い間違える(マイケル・チャンは元プロテニス選手で現在錦織圭選手のコーチ)。坂上から「お前、もう帰れ!」と一喝される。(2月15日)

・至学館大学・谷岡郁子学長が卒業式の祝辞で述べた「簡単にテレビ、ネットで流れているからと言って鵜呑みにしない。『一方的な意見ではなく、さまざま意見、情報に広く接してほしいと思います』」という部分を、「一方的な意図ではなく意思ではなく意見ではなく」となぜか付け加えて言い間違え、坂上から訂正を求められる。(3月21日)

・京都での大相撲春巡業での「女性は土俵から降りて…」騒動。専門家として東京相撲記者クラブ会友・大見信昭氏がゲストで来ていたのだが、榎並アナは、大見氏の紹介を忘れてボードでの解説をし始めたため、坂上から「大見さんご紹介して」と指示される。(4月6日)

・愛媛県今治市で逃走していた受刑者が身柄を確保された事件。それを受けて地元の漁協の組合長の話として、犯人が渡ったと思われる海について「人の害になるサメやクラゲなどもいない」というコメントを紹介。だが榎並アナは「人の害になるサメやクジラなどもいない」と読み間違える。坂上が「今、盛った?」と質問されると、榎並アナは「『ク』に(つられて)」と謝罪。(5月2日)

・梅宮アンナが4月からYouTuberになったニュースを紹介する際、榎並アナは「ネイルサロンとスパに通う様子をアップしました」と切り出し、「(4月)17日には『anna style』ということで自身がカラーリングをする様子を、ただただ流すという…」とチクリ。スタジオが笑いに包まれる中、おぎやはぎ矢作謙から「“ただただ”って言っちゃった」、坂上からも「悪いぞ今のは!」とクギを刺されていた。(5月23日)

 誤読、失言、飛ばし読みなど、榎並アナは毎日何かしらのハプニングをもたらしてくれている。もちろんそれらのミスはアナウンサーにはあってはならないのだが、その特性が、連日息が詰まるようなシリアスな事件が多い中での「緩衝材」、さらにはこの『バイキング』でのアクセントとなっているように思える。

 宮根誠司アナや羽鳥慎一アナ、桝太一アナといったアナウンサーの諸先輩も生放送の帯番組を持っているが、彼ほど頻繁にネットニュースに取り上げられる者もいないだろう。

◇攻めの司会と受け身のアシスタントの黄金方程式

関連記事

トピックス

事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン
“ボディビルダー”というもう一つの顔を持つ
《かまぼこ屋の若女将がエプロン脱いだらムキムキ》体重24キロ増減、“筋肉美”を求めて1年でボディビル大会入賞「きっかけは夫の一声でした」
NEWSポストセブン
チームを引っ張るドミニカ人留学生のエミールとユニオール(筆者撮影、以下同)
春の栃木大会「幸福の科学学園」がベスト8入り 元中日監督・森繁和氏の計らいで来日したドミニカ出身部員は「もともとクリスチャンだが幸福の科学のことも学んでいる」と語る
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン