結婚25年目の40代主婦A子さんはこう語る。
「夫と別れたら私は大事な“収入源”を失ってしまいます。今の夫相手では慰謝料だってたいした額はもらえない。生活水準を落とすくらいなら、浮気は二度としないと約束させたうえで、夫婦関係を維持していく方が得だと離婚を思いとどまりました」
正社員として働く30代主婦B美さんは“離婚しないこと”に執着する。
「離婚したら不倫相手に負けたことになるし、夫を“自由の身”にしてしまう。離婚せずに夫を家庭に縛りつけておくことこそ私の復讐なんです」
2児の母のC子さんは、こうため息をつく。
「離婚したら子供の小学校受験に不利になるし、幼い子供たちを傷つけることになると思うと、踏み切れない」
つらくても、これが母親としての偽らざる気持ちであり、現実だろう。その点、南の決断は早かった。
「南さんは仕事でキャリアを重ね、経済的に自立しています。お子さんに関しても、前夫との息子さんと渡辺さんは養子縁組をしていますが、すでに大学生なので離婚の決定的なネックにはならないでしょう。お互い無理をしたり、仮面状態で関係を続けてもいいことはない。サバサバした彼女らしい決断だと思います」(芸能関係者)
もし自分が南の立場だったら──想像はつきないが、日本芸能史上でも類をみない高額離婚となったようだ。
※女性セブン2018年6月7日号