「独特の間を持つ、おっとりした高橋のよさは、ちょっと変わった役でこそ引き立ちます。今回の役は、はっきりそうとは説明されていないけれど、発達障害かと思います。あえて言わなくても、エピソードやせりふでそれとわかるようになっています。説明しすぎないのに、世界観がしっかりしている。これは演出が巧みなんです」
どうしてもカンチとリカを思い出してしまう『東京ラブストーリー』(フジテレビ系、1991年)以来、27年ぶりとなる月9共演で話題の織田裕二(50才)と鈴木保奈美(52才)の『SUITS』(フジテレビ系、月曜21時)。今回の舞台は弁護士事務所で、上司と部下役の関係だ。第3話までの平均視聴率は12%超えと好調だが、評価は微妙。
「イギリス・メーガン妃の出世作の米大ヒットドラマのリメーク。イチから作る月9よりは視聴率もマシになったけれど、中身は大幅にレベルダウン。呆れたときに大仰に手を広げたり、目を大きく見開いたり、机に腰掛けちゃう織田裕二の演技だけが欧米か。とにかくこのドラマを楽しむコツは、絶対にオリジナルを見ないこと、この一点につきます」(今井さん)
織田と鈴木、濃い2人の間を行き来する天才フリーターの中島裕翔(25才)の清涼感は必見か。
※女性セブン2018年11月15日号