スポーツ
2018.12.03 07:00 週刊ポスト
巨人のFAは成功か? “失敗”を経験した堀内恒夫氏が採点

悪夢を知る指揮官だから言えることがある
広島から丸佳浩、西武から炭谷銀仁朗、オリックスから中島宏之、メジャーからビヤヌエバを獲得。過去、12球団最多となる24人をFAで獲ってきた巨人が今年も新戦力を買い漁っている。もちろん、優勝できれば言うことはない。だが、ファンは過去に何度も期待を裏切られてきた。
2004年の巨人は近鉄からローズ、ダイエーから小久保裕紀とパ・リーグ本塁打王経験者を同時に獲得しながら3位に沈み、翌年には5位にまで転落した。当時の指揮官、堀内恒夫氏は自身の経験を踏まえ言う。「今年の巨人は積極的に獲っている。しかし、これは補強とは言えません」“失敗”を経験した者だけに見える欠陥について、堀内氏が語る。
* * *
足りないポジションを補うのが補強で、足りているところに連れてくるのは強化でしかない。同じところに同じタイプを連れてきてもしょうがないんですよ。
今の巨人でいえば捕手。炭谷を獲ってどう使うつもりなのでしょう。小林誠司が伸び悩んでいるのは事実で、その刺激になるようにということかもしれないが、その役割に1億5000万円は高すぎる。阿部慎之助も捕手に復帰するし、昨年のドラフトで獲得した大城卓三と岸田行倫、3年目の宇佐見真吾もいる。
前ヘッドコーチの村田真一が、若い捕手を使ったり使わなかったり、コロコロ変えてきたからでしょう。その反省を踏まえるべきなのに、今度は宇佐見の背番号27を奪って炭谷に渡す。やっていることがよくわかりません。捕手を獲るよりもっと補強する場所があるんじゃないか。ファンもそう思っていますよ。
関連記事
トピックス

小室哲哉とKEIKO、離婚成立 不倫報道から3年の泥沼
NEWSポストセブン

小室哲哉と離婚成立のKEIKO「ファンへのメッセージ」全文
NEWSポストセブン

ビートたけしが「あだ名禁止はいじめ対策に逆効果」と語る理由
NEWSポストセブン

福原愛、帰国で夫婦別居へ SNSに意味深ポエム、結婚指輪も外し…
女性セブン

鶴瓶の長男・駿河太郎、交通事故泥沼裁判 父に秘密にしていた事情
女性セブン

ステーキ汚職の総務省が「リーク犯捜し」に血眼になっている
NEWSポストセブン

西田敏行、ドラマの車椅子姿はリアル? 満身創痍で現場に臨む俳優魂
女性セブン

残留農薬検査、現場ルポ 食卓の安全・安心はこうして守られる
NEWSポストセブン