皇室には、眞子内親王をはじめ、佳子内親王や愛子内親王という、これから“適齢期”を迎えるプリンセスたちがいる。そして唯一の未成年男子皇族である悠仁親王にもいずれその時が来る。かつて皇太子の結婚に際して宮内庁が「お妃選び」に奔走した経緯がある。
来年の新天皇即位で新皇后となる雅子妃の病気もまだ平癒はしていない。御代がわりの後、皇族にとって、ますます宮内庁のサポートが重要になる。
そうした中、宮内庁幹部や職員の意識が時代とともに「天皇家の官吏」から、一行政機関としての「宮内庁の役人」へと変わりつつあることは、新しい時代の「象徴天皇制」にどんな影響を及ぼすのだろうか。
※週刊ポスト2018年12月21日号