国内

雅子さま、美智子さまとの会談10分延長で見せたご快復

美智子さまとの関係は良好のご様子(撮影/JMPA)

《特に地方訪問などの折に、訪問先や沿道で本当に多くの方から笑顔で迎えていただきましたが、皆様からかけていただいた声を身近に感じることも多く、そうした国民の皆様のお気持ちは、私にとりまして大きな支えになっております》

 皇太子妃雅子さま(55才)は誕生日に際しての文書を、必ずご自身の言葉で率直に綴られてきた。2003年12月、突然体調を崩されて入院され、適応障害に苦しまれている最中も一緒だった。あれからちょうど15年、雅子さまの快復ぶりは目を見張るものがある。

 12月9日、55才の誕生日。天皇皇后両陛下へのご挨拶のために午前中に皇居・半蔵門を通過された際、寒風の中だったが、雅子さまを一目見ようと沿道に集まった人は100人以上。声援を受けた雅子さまはうれしそうに手を振りながら皇居の中へと入っていった。

 皇居を後にされたのは約40分後。当初の予定よりおよそ10分の遅れだったという。実は、皇居からの帰りが遅れるのは異例のことだ。

「たった10分と思われるかもしれませんが、非常に珍しいことです。雅子さまが皇居に出入りされるとき、沿道には多くの警官が待機しています。雅子さまはむやみに時間が遅れ、迷惑がかかることを大変心苦しく思われるかたです。また、分刻みのスケジュールで動かれる両陛下にも厳しい時間的制約があります。

 それでも帰りが遅れたのは、それだけ雅子さまと皇后さまとの会話が弾まれたと考えられます。お2人の間には、非常に良好な関係がうかがえます」(宮内庁関係者)

 その日の午後は、皇太子さまが参加される「学習院OB管弦楽団定期演奏会」の会場に足を運ばれた。雅子さまは2階席中央から、愛子さまはお友達と一緒に1階席で、ご鑑賞された。

「雅子さまが鑑賞会にいらっしゃったのは、皇居での両陛下へのご挨拶と、東宮御所に両陛下をお招きして行う食事会の間にあたるタイミングでした。以前は両陛下をお招きするとき、雅子さまは大変緊張されていましたが、最近はその極度の緊張は見られなくなりました。今では、お忙しい合間を縫って鑑賞に向かえるほどに快復されたということでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 演奏会ではアンコールで、「ハッピーバースデートゥーユー」が演奏されるサプライズがあった。もちろん、雅子さまに向けての粋な演出だ。雅子さまは笑顔で会釈され、会場は大きな拍手に包まれた。

 ご快復ぶりは、美智子さま(84才)の支えなしには語れない。誕生日の文書にも、雅子さまはこう綴られている。

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《中国とASEAN諸国との関係に楔を打つ第一歩》愛子さま、初の海外公務「ラオス訪問」に秘められていた外交戦略
週刊ポスト
グラビア界の「きれいなお姉さん」として確固たる地位を固めた斉藤里奈
「グラビアに抵抗あり」でも初挑戦で「現場の熱量に驚愕」 元ミスマガ・斉藤里奈が努力でつかんだ「声のお仕事」
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン