芸能

花田家が注目を浴び続ける理由、報じる側の事情と“渡鬼化”

花田家はなぜ注目を浴び続けるのか?

 ここ最近、花田家の周辺が騒がしい。元貴乃花親方(以下・貴乃花)を中心に、その弟子たち、長男の優一、つい先日離婚した妻の景子さん、兄で元若乃花の花田虎上、その元妻の美恵子さん…花田ファミリーの名前を目にしない日はないほどだ。なぜ花田家は、これほどまでに注目を浴び続けるのか? ベテラン芸能記者の石田春男氏が分析する。

 * * *
 花田ファミリーが世間の注目を浴びるようになったのは、貴乃花の父親の代までさかのぼります。貴乃花の父・満氏は元大関の貴ノ花で、伯父の勝治氏は元横綱。角界のサラブレッドとして、相撲の世界に足を踏み入れた貴乃花は、兄の若乃花とともに、ものすごい勢いで番付を駆け上がって、兄弟での優勝決定戦も実現し、2人とも横綱にまで昇進します。その時に起きたのが“若貴フィーバー”ですが、一方で貴乃花には、当時人気絶頂だった宮沢りえとの婚約→破局という一大トピックもありました。

 そしてその後、徐々に本業以外で花田家がクローズアップされるようになります。“りえ騒動”後、貴乃花はフジテレビの人気女子アナだった景子さんと結婚、若乃花は元モデルでJALの客室乗務員だった美恵子さんと結婚。さらに、度重なるケガ、早すぎるようにも思える引退、兄弟の確執、離婚、金銭問題…考えうるあらゆるスキャンダルが若貴兄弟に降りかかります。近年、そのペースは衰えるどころかむしろペースアップ。相撲協会との悶着、弟子の暴力事件、さらに「靴職人の息子」という新たなスターまで登場しました。

 花田ファミリーがこれほどまでに注目を集める最大の理由は、日本全国津々浦々、老若男女に圧倒的な知名度があることでしょう。若い芸能人の話題であれば、お年寄りは振り向かないですし、ベテランの場合は当然その逆。その点、花田ファミリーのニュースは老若男女がわかるので、報じるマスコミとしても確実に数字(テレビでは視聴率)が望めます。

 ワイドショーの事情としては、「素材が多い」という点も大きな理由です。昨今の芸能人の話題であれば、「親しい友人が…」「SNSでは…」と、ニュースを膨らませるのに苦労しますが、花田家であれば、過去の報道や映像のストックが大量にありますし、パネルにして報じる情報もこれまた大量にあります。確実にある程度の“尺”が計算できるのも、制作側にとっては嬉しいことでしょう。

 しかし何と言っても最大の理由は、騒動で登場する人物が、キャラクターが濃い人ばかりだからでしょう。主役の兄弟2人はいずれも元横綱で、文句なしの大スター。一方の女性陣は、貴乃花の元妻の景子さん、若乃花の元妻の美恵子さん、兄弟の母親の藤田紀子さんなど、いずれも美人揃いで、さながら映画やドラマを見るようです。

関連記事

トピックス

(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン