佳子さまは4月に卒業予定(写真/JMPA)
「皇太子と宮家の当主では立場がまるで違い、発言に求められる慎重さも異なります。新天皇と皇嗣という関係に変わるとより顕著になる。弟が“スポークスマン”として兄を支えるという新時代がやってくるかもしれない」(同前)
立場の変化は、雅子妃と紀子妃にも訪れる。
「これまで、雅子さまと紀子さまの“比較論”が何度も取り沙汰されてきました。公務に出られない雅子さまに代わって、紀子さまが美智子皇后の隣に立っていたわけです。紀子さまには“自分が皇室を支えている”という自覚もあったでしょう」(別の皇室ジャーナリスト)
皇后と皇嗣妃の身位の差も今以上に大きくなる。
「雅子さまのお出ましも増えており、5月以降の紀子さまは、皇后の“サポート役”に徹することになるでしょう」(同前)
ただ、紀子妃には「将来の天皇の母」という重責もある。今上天皇の孫世代で唯一の皇位継承者である悠仁親王は、今年4月に中学校に進学する。
「紀子さまは悠仁さまへ『帝王学』を授けていく。昨年夏に親子で広島を訪れて被爆者の話を聞いたり、都内の戦傷病者史料館に足を運んだりと、“将来の天皇の母”としての自覚を強くしているように見えます」(同前)