スポーツ

デイリースポーツを今も悩ます「ロサリオ後遺症」とは?

昨年は「太鼓判」を押されまくった元阪神ウィリン・ロサリオ(写真:時事通信フォト)

 2月はプロ野球ファンにとって、希望に胸を膨らませる時期だ。特に、未知数である新外国人選手には大きな期待が寄せられる。野手が紅白戦でホームランを連発すれば「年間40発打つ」と願望を抱き、投手が150キロ投げるという情報を目にすれば「15勝は固い」と計算し始める場合もある。

“トラ贔屓”で知られるデイリースポーツには毎年、阪神の新外国人に関する派手な見出しが躍っている。どこまで真に受けていいものか。いや、阪神ファンなら既に信じてはいけないと熟知しているはずだ。

 過去3年の阪神新外国人野手について、デイリーは公式戦出場前に必ず「太鼓判」を押している。順番に見ていこう(※以下、『デイリースポーツ online』参照。見出しに「太鼓判」の文字があるかで判断。以下、記事内の引用は〈 〉で括る。所属は当時)

・マット・ヘイグ
見出し:川崎が阪神ヘイグの日本順応に太鼓判(2016年1月20日)

・エリック・キャンベル
見出し:新助っ人・キャンベルは成功する!元オリックスのメッツ・コリンズ監督が太鼓判(2016年12月8日)

・ジェイソン・ロジャース
見出し:ドリス&マテオ、新助っ人ロジャースに太鼓判 過去に対戦、サポート任せろ(2017年7月5日)

 元ソフトバンクの川崎宗則は前年にヘイグと3Aでチームメイト、コリンズ監督にとってキャンベルは〈14年5月のメジャーデビューからそばで見てきた教え子〉だった。デイリーは元同僚に話を聞いて、記事を構成している。

 だが、ロジャースの場合は事情が異なる。〈過去に対戦〉とあるが、中身を読むと、ドリスは1度、マテオは2度しか勝負しておらず、ドリスは「レベルの高いリーグで成績を残していたし、いいバッターだと思う」と一般論に終始。特に独自の情報を話しているわけではなかった。

関連記事

トピックス

事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン
“ボディビルダー”というもう一つの顔を持つ
《かまぼこ屋の若女将がエプロン脱いだらムキムキ》体重24キロ増減、“筋肉美”を求めて1年でボディビル大会入賞「きっかけは夫の一声でした」
NEWSポストセブン
チームを引っ張るドミニカ人留学生のエミールとユニオール(筆者撮影、以下同)
春の栃木大会「幸福の科学学園」がベスト8入り 元中日監督・森繁和氏の計らいで来日したドミニカ出身部員は「もともとクリスチャンだが幸福の科学のことも学んでいる」と語る
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン