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2019.03.07 16:00  週刊ポスト

ダイヤルQ2、ビデオ安売り王、加藤鷹…平成の性の文化史

「#Me Too」運動の波が日本にも(Rodrigo Reyes Marin/AFLO)

【2010~2019年】
 大物グラビアアイドルから現役の国民的グループアイドルまでがAV出演を果たし、NHKも朝の情報番組でセックスを取り上げた。医師のセックス指南本、女性用バイブ、膣の快感を取り戻す施術など女性が能動的に性を楽しもうと貪欲になった。

・産婦人科医のセックス指南本が大ヒット(2010年)
 産婦人科医・宋美玄氏の著書『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(ブックマン社)が累計で70万部突破。一般的な女性の視点を重視した、カップルでも読める性指南書は斬新だった。他にも『ちつ☆トレ』(マガジンハウス、荻原かおる著)など女性発信の性指南書がブームに。

・トップグラドル小向美奈子がAV出演(2011年)
 グラドルからストリッパーとしての活動を経て、“スライム乳”小向美奈子が衝撃のAVデビュー。累計販売本数20万本、この年最も売れたAVに。

・NHK『あさイチ』でセックスレス特集(2011年)
 NHK『あさイチ』で夫婦間のセックスレスを取り上げた10月19日の放送が話題に。有働由美子アナが膣トレーニングマシンを体験し「あっ! あっ!」と声を上げるなど、NHKらしからぬ番組内容が賛否を巻き起こし、番組に寄せられたFAXやメールは2000通を超えたという。

・潮吹きを普及させたAV男優・加藤鷹が引退(2013年)
 AV草創期から活躍した出演1万5000本超えのAV男優・加藤鷹が25年の男優人生に幕を下ろした。“ゴールドフィンガー”を武器に女優をビショビショにするテクニックは絶品で、一般人のセックスにも「潮吹き」を浸透させた。

・週刊誌の「死ぬまでSEX」特集ブーム(2013年ごろ)
 本誌・週刊ポストや『週刊現代』が中高年向けの“セックス特集戦争”を繰り広げた。「いくつになっても性生活を楽しんでもいい」というメッセージは性愛に悩みを抱える読者を勇気づけた。

・門脇麦が映画『愛の渦』で壮絶な濡れ場を披露(2014年)
 若手女優・門脇麦がほぼ全編ヌードで出演した三浦大輔監督の映画『愛の渦』が公開。東京・六本木のマンションで毎夜繰り広げられる乱交パーティに参加する女子大生役を演じ、現代日本人の性嗜好の一側面を見事に表現した。

・現役の人気アイドルがAV界に進出(2015年)
 芸能人だけを起用するAVメーカー「MUTEKI」から2015年に元国民的アイドルグループの三上悠亜、翌年には人気グラドルの高橋しょう子がデビューし共に大ヒット。全盛期を迎えたアイドルがAVに転身する時代の象徴的存在に。

・AV出演強要問題が社会問題化(2016年)
 NPO法人「ヒューマンライツ・ナウ」がAV出演者の人権侵害を告発する報告書を発表し、AV出演強要問題が社会問題として注目された。以後AV業界では健全化のための環境整備が進められている。

・#MeToo運動の波が日本にも到来(2017年)
 フリージャーナリストの伊藤詩織氏が準強姦被害を告発。ハリウッドから各国へ広がった性被害告発運動「#MeToo」と連動し世界中が関心を寄せる。

取材・文■PAD

※週刊ポスト2019年3月15日号

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