国内

川崎中1男子殺害事件やのぞみ焼身自殺など…平成27年の出来事

川崎中1男子殺害事件が起きた平成27年(時事通信フォト)

 平成もいよいよ最後。次の元号の予測などもスタートしている。平成という時代はいったいどんな年だったのだろうか? ここでは、平成27年(2015年)を振返る。

 戦後70年を迎えたこの年。パリ同時多発テロなどイスラム過激派組織によるテロが多発。1月20日、ISIL(イスラム国)は日本政府に72時間以内に2億ドル(約236億円)を払わなければ拘束している2人の日本人を殺害するとビデオ声明で警告。24日、湯川遥菜さん(享年42)が、翌月1日、後藤健二さん(享年47)が殺害された。

 6月、神奈川・小田原市付近を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」の先頭車両で男が焼身自殺。持ち込んだポリタンク内のガソリンをかぶって火を放った。煙を吸った女性1人が死亡、28人が重軽傷を負う大惨事に。

 同月、和歌山電鉄「貴志駅」の人気者だった三毛猫のたま駅長(16才・人間なら推定80才)が老衰による急性心不全で天国へ旅立った。社葬には約3000人のたまファンが最後のお別れに参列。たま駅長は名誉永久駅長となり、貴志駅ホーム横の神社「たま大明神」に祀られている。

 芸能界では福山雅治の入籍発表に、世の女性ファンたちは大ショック。しかも入籍日はお相手、吹石一恵の誕生日。「仕事をする気力もないので会社を休みました」「妻がずっと家事放棄」という“ましゃロス症候群”に陥る人が続出。結婚発表の翌日は所属事務所の株価が8.3%も下がるという事態にまで波及。

 喉頭がんで療養中だったつんく♂は、母校「近畿大学」の入学式に出席。スクリーンを使って祝辞とともに声帯全摘出をしたと告白。だが、同じようにがんによる闘病生活を送っていた川島なお美(享年54)や今井雅之(享年54)など、惜しくも亡くなった人たちも多かった。

 ベストセラーでは7月の芥川賞受賞で話題を呼んだ又吉直樹(ピース)の『火花』(文藝春秋)。

 流行語には「安心して下さい、穿いてますよ。」「五郎丸(ポーズ)」「爆買い」など。

■主な平成27(2015)年の出来事
1月16日 高橋ジョージと三船美佳のモラハラ離婚訴訟が発覚
1月23日 横綱・白鵬が史上最多の33回目優勝
2月1日 ISIL(イスラム国)がフリージャーナリストの後藤健二さんを殺害
2月20日 神奈川・川崎市で中1男子生徒が少年らに殺害されて遺体で発見
2月26日 英・ウイリアム王子が初来日
4月4日 喉頭がんで療養中のつんく♂が声帯全摘出をしたことを告白
4月25日 アップル社からApple Watchが発売
6月30日 東海道新幹線「のぞみ」で男が焼身自殺、女性1人が死亡、28人が重軽傷
8月5日 2020年東京五輪のエンブレムに盗作疑惑、デザインしたアートディレクターの佐野研二郎氏が会見
9月24日 川島なお美が死去(享年54)
9月28日 福山雅治が吹石一恵と入籍発表
10月5日 マイナンバー制度がスタート
10月29日 世界体操選手権の男子団体で日本優勝。37年ぶりの金メダルを獲得
10月31日 深夜からのハロウィンフィーバーで翌朝の繁華街はゴミの山に

※女性セブン2019年3月21日号

関連記事

トピックス

安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
「『あまり外に出られない。ごめんね』と…」”普通の主婦”だった安福久美子容疑者の「26年間の隠伏での変化」、知人は「普段通りの生活が“透明人間”になる手段だったのか…」《名古屋主婦殺人》
NEWSポストセブン
兵庫県知事選挙が告示され、第一声を上げる政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏。2024年10月31日(時事通信フォト)
《名誉毀損で異例逮捕》NHK党・立花孝志容疑者は「NHKをぶっ壊す」で政界進出後、なぜ“デマゴーグ”となったのか?臨床心理士が分析
NEWSポストセブン
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン
昨年8月末にフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さん
「今この瞬間を感じる」──PTSDを乗り越えた渡邊渚さんが綴る「ひたむきに刺し子」の効果
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《中村橋之助が婚約発表》三田寛子が元乃木坂46・能條愛未に伝えた「安心しなさい」の意味…夫・芝翫の不倫報道でも揺るがなかった“家族としての思い”
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
「秋らしいブラウンコーデも素敵」皇后雅子さま、ワントーンコーデに取り入れたのは30年以上ご愛用の「フェラガモのバッグ」
NEWSポストセブン
八田容疑者の祖母がNEWSポストセブンの取材に応じた(『大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会』公式Xより)
《別府・ひき逃げ殺人》大分県警が八田與一容疑者を「海底ゴミ引き揚げ」 で“徹底捜査”か、漁港関係者が話す”手がかり発見の可能性”「過去に骨が見つかったのは1回」
愛子さま(撮影/JMPA)
愛子さま、母校の学園祭に“秋の休日スタイル”で参加 出店でカリカリチーズ棒を購入、ラップバトルもご観覧 リラックスされたご様子でリフレッシュタイムを満喫 
女性セブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、筑波大学の学園祭を満喫 ご学友と会場を回り、写真撮影の依頼にも快く応対 深い時間までファミレスでおしゃべりに興じ、自転車で颯爽と帰宅 
女性セブン
クマによる被害が相次いでいる(getty images/「クマダス」より)
「胃の内容物の多くは人肉だった」「(遺体に)餌として喰われた痕跡が確認」十和利山熊襲撃事件、人間の味を覚えた“複数”のツキノワグマが起こした惨劇《本州最悪の被害》
NEWSポストセブン
近年ゲッソリと痩せていた様子がパパラッチされていたジャスティン・ビーバー(Guerin Charles/ABACA/共同通信イメージズ)
《その服どこで買ったの?》衝撃チェンジ姿のジャスティン・ビーバー(31)が“眼球バキバキTシャツ”披露でファン困惑 裁判決着の前後で「ヒゲを剃る」発言も
NEWSポストセブン