「去年の夏前にメンバーは何度も話し合いました。ただ、本当のところ錦戸くんは当時から気持ちが揺れていた。“1人でも欠けたら関ジャニ∞じゃないんじゃないか”“解散したい”とメンバーには本音を打ち明けていたんです。一方の安田くんは“けがで最高のパフォーマンスができないし、渋谷が出ないならやるべきではないのではないか”とツアー強行には反対だったが、解散は考えていなかった。メンバーの意見は割れていたが、時間をかけて気持ちを一つにしていったそうです」(音楽業界関係者)

 6人で頑張ろう。結論は出たはずだった。しかし、錦戸の中では「脱退」への思いが強くなっていった。

「メインボーカルだった渋谷くんが脱退して、メインになってから“ぼくはセンターの器じゃない”とこぼすことも多くなっていった。1月末の嵐の活動休止発表にもショックを受けたようです。“1人でも欠けたら嵐ではない”という理由を聞くと、じゃあ、自分たちは一体何なんだと思ってしまったのかもしれません」(前出・音楽業界関係者)

◇あの“親友”も影響した

 関ジャニ∞の中でも錦戸は異質の存在だった。関ジャニ∞デビュー前に俳優としてテレビドラマに出演。朝ドラ『てるてる家族』(2003年、NHK)をはじめ、二宮和也(35才)と出演した『流星の絆』(TBS系)や主演を務めた『ごめんね青春!』(TBS系)など宮藤官九郎(48才)作品にも数多く出演。昨年は大河ドラマ『西郷どん』に、現在は月9の主演を務める。

「昨年2月も1つの転機になったようです。主演映画『羊の木』で、『第22回釜山国際映画祭』のキム・ジソク賞受賞をはじめ、『第53回シカゴ国際映画祭』、『第37回ハワイ国際映画祭』にも正式出品されるなど、海外で高い評価を浴びました。

 渋谷さんの脱退会見の時、錦戸くんは“自分がやりたいことを見つけたすばるくんの決断を尊重したい”と言っていましたが、錦戸くんも俳優の道一本でやっていきたいと心が固まっていったようでした」(芸能関係者)

 親友の存在も、錦戸を揺らがせた。赤西仁(34才)だ。赤西は2006年にKAT-TUNとしてデビューするも、2010年に脱退。2014年に事務所も退所した。

関連記事

トピックス

デビュー25周年を迎えた後藤真希
デビュー25周年の後藤真希 「なんだか“作ったもの”に感じてしまった」とモー娘。時代の葛藤明かす きゃんちゅー、AKBとのコラボで感じた“意識の変化”も
NEWSポストセブン
アドヴァ・ラヴィ容疑者(Instagramより)
「性的被害を告発するとの脅しも…」アメリカ美女モデル(27)がマッチングアプリで高齢男性に“ロマンス”装い窃盗、高級住宅街で10件超の被害【LA保安局が異例の投稿】
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト・目撃者提供)
《ラブホ通い詰め問題でも続投》キリッとした目元と蠱惑的な口元…卒アル写真で見えた小川晶市長の“平成の女子高生”時代、同級生が明かす「市長のルーツ」も
NEWSポストセブン
亡くなった辻上里菜さん(写真/里菜さんの母親提供)
《22歳シングルマザー「ゴルフクラブ殴打殺人事件」に新証言》裁判で認められた被告の「女性と別の男の2人の脅されていた」の主張に、当事者である“別の男”が反論 「彼女が殺されたことも知らなかった」と手紙に綴る
NEWSポストセブン
ものづくりの現場がやっぱり好きだと菊川怜は言う
《15年ぶりに映画出演》菊川怜インタビュー 三児の子育てを中心とした生活の中、肉体的にハードでも「これまでのイメージを覆すような役にも挑戦していきたい」と意気込み
週刊ポスト
韓国の人気女性ライバー(24)が50代男性のファンから殺害される事件が起きた(Instagramより)
「車に強引に引きずり込んで…」「遺体には多数のアザと首を絞められた痕」韓国・人気女性ライバー(24)殺害、50代男性“VIPファン”による配信30分後の凶行
NEWSポストセブン
田久保市長の”卒業勘違い発言”を覆した「記録」についての証言が得られた(右:本人SNSより)
【新証言】学歴詐称疑惑の田久保市長、大学取得単位は「卒業要件の半分以下」だった 百条委関係者も「“勘違い”できるような数字ではない」と複数証言
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン