芸能

山里亮太『山チャンネル』非モテ芸は結婚でどう変わるのか

山里亮太の非モテ芸はどうなる(イラスト/ヨシムラヒロム)

山里亮太の非モテ芸はどうなる(イラスト/ヨシムラヒロム)

 芸人と女優がまた結婚した。その組み合わせ自体は珍しくないが、今回は非モテ芸人の代表格である南海キャンディーズの山里亮太と、モテ女優として知られてきた蒼井優の二人だ。山里の非モテ芸の完成形に近い『テラスハウス』(Netflix)のコメンタリーと、YouTubeで公開されているテラハコメントのスピンオフシリーズ『山チャンネル』の今後はどうなるのか。女優との結婚は、今後の『山チャンネル』にどんな変化をもたらすのか、イラストレーターでコラムニストのヨシムラヒロム氏が考えた。

 * * *

 3月6日、都内某所にて業界関係者Eさんに「ヨシムラ君、『テラスハウス』好きだよね」と話しかけられた。「山ちゃんが『テラハ』を解説する動画『山チャンネル』が好きなんです」と僕。すると、Eさんがサービストークをしてくれた。

「ここだけの話なんだけどさ……、絶対に書かないでよ!
 女優の蒼井優がさ、山ちゃんの解説にどハマりしてるんだって。山ちゃん、蒼井優と飯食いに行ったらしいよ」

「マジすか!すごいですね!コレが縁で付き合ったりして(笑)」

「いやぁ、ないない。山ちゃんはストイックだからね。そういうことをしないから偉いんだよ」

「確かに……、幸せにならないように努力されている方ですもんね」

 すいません、Eさん書いちゃいました。

 しかし、書いても問題はないだろう。なぜなら、昨年12月13日放送の『アウト×デラックス』で「蒼井優ちゃんは私がやっている“ある番組”が好きで、その番組の話を聞くための食事会があったんです」と山里本人の口から語られているからだ。つまり、このコラムで世間に初めて開示される情報とは“ある番組”が『テラスハウス』というだけだ。

 山里と蒼井のキューピッドとなった『テラスハウス』。この番組は二面性を持っている。

 一面は“男女6人のイケ好かない共同生活”を観る番組。HPなどにある番組紹介と異なる言葉を使っているのは、フジテレビで放送されていた際、未見だった僕が抱いていた印象ゆえ。自分を慰めたいわけではないが、この紹介も間違ってはいない。

 そして、観ていなければわからないもう一面が“男女6人のイケ好かない共同生活を揶揄”する番組だということ。もちろんこれも、個人的な感情が加味された形容である。

 24時間体制で撮影される共同生活では、様々な問題が発生する。そのVTRを観つつ、タレントのYOUを筆頭とした6名のスタジオキャストがツッコんでいく。その急先鋒が山里だった。あらゆるレトリックを使い、男女6人の人間性を暴く。

『テラスハウス』名物ともいえる山里の舌鋒、これだけに特化しているのが冒頭の会話にも出てきた『山チャンネル』だ。薄暗くなったスタジオに1人残った山里は、本人曰くの負け犬。男女6人の態度に対して、吠えに吠えまくる内容。

 ある時は、自らトラブルを作ってはそれを楽しむ女性を「人を殺したあとクラシックをかけながら飯食ってそう」と評した。どのシーズンにも必ず1人はいるアーティスティックな雰囲気だけで場を乗り切ろうとする男性も、格好の餌食となる。山里は「いつか、お前らみたいな人間を追い詰めボコボコにしてやるからな!」と息巻く。

 こう書けば、ただの悪口に聞こえるかもしれない。ただし、本編を観ている人にとって『山チャンネル』の山里の言葉は、『テラスハウス』を観ていると自然と溜まるモヤモヤの代弁。コチラの溜飲を下げてくれる至言へと化ける。

関連記事

トピックス

志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日のなかベビーカーを押す海外生活》眞子さん、苦渋の決断の背景に“寂しい思いをしている”小室圭さん母・佳代さんの親心
NEWSポストセブン
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵被告(62)
《信者の前で性交を見せつけ…》“自称・創造主”占い師の濱田淑恵被告(63)が男性信者2人に入水自殺を教唆、共謀した信者の裁判で明かされた「異様すぎる事件の経緯」
NEWSポストセブン
米インフルエンサー兼ラッパーのリル・テイ(Xより)
金髪ベビーフェイスの米インフルエンサー(18)が“一糸まとわぬ姿”公開で3時間で約1億5000万円の収益〈9時から5時まで働く女性は敗北者〉〈リルは金持ち、お前は泣き虫〉
NEWSポストセブン
原付で日本一周に挑戦した勝村悠里さん
《横浜国立大学卒の24歳女子が原付で日本一周に挑戦》「今夜泊めてもらえませんか?」PR交渉で移動…新卒入社→わずか1年で退職して“SNS配信旅”を決意
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン