吉本興業の権力ピラミッド

 松本は吉本のお笑い養成所・NSC(吉本総合芸能学院)時代に若手マネージャーだった大崎氏に才能を見いだされた。大崎氏は、ダウンタウンの漫才を初めて見た衝撃を〈今までそんなもん見たことがありませんでした。「あ、こいつら連れて吉本辞めたほうがええんちゃうかな」と思いましたね〉(『文藝春秋』2019年4月号)と振り返っている。

 お笑い評論家のラリー遠田氏が解説する。

「ダウンタウンはデビュー当時、その“新しさ”ゆえになかなか芽が出ず、大崎さんも社内で冷遇されていた。しかし売れっ子になって東京に進出すると『ガキの使いやあらへんで!』などさまざまな人気番組を立ち上げ、吉本が企画・制作から番組作りに関わるという現在につながるビジネスモデルを築いていった。また、彼らが売れたことで慣例だった厳しい師匠への弟子入りの必要がなくなり、養成所入りを希望する若手が爆発的に増えた。すべて松本―大崎体制の功績です」

 その結果、松本の存在感は突出した。

「大崎会長以下、岡本社長も藤原寛副社長も幹部は軒並みダウンタウンのマネージャー経験者。今田耕司、東野幸治など彼らに続いて大阪から東京に進出して成功したダウンタウンファミリーこそが主流派です。相方の浜田(雅功)さんは『自分はあくまで松本を支える立場』という姿勢で、今回の騒動でも沈黙を貫いています」(同前)

◆松本が宮迫を、加藤が亮を

 しかし今回の騒動は、その松本が動いたことによってこじれたともいえる。

関連記事

トピックス

高橋藍の帰国を待ち侘びた人は多い(左は共同通信、右は河北のインスタグラムより)
《イタリアから帰ってこなければ…》高橋藍の“帰国直後”にセクシー女優・河北彩伽が予告していた「バレープレイ動画」、uka.との「本命交際」報道も
NEWSポストセブン
aespaのジゼルが着用したドレスに批判が殺到した(時事通信フォト)
aespa・ジゼルの“チラ見え黒ドレス”に「不適切なのでは?」の声が集まる 韓国・乳がん啓発のイベント主催者が“チャリティ装ったセレブパーティー”批判受け謝罪
NEWSポストセブン
歓喜の美酒に酔った真美子さんと大谷
《帰りは妻の運転で》大谷翔平、歴史に名を刻んだリーグ優勝の夜 夫人会メンバーがVIPルームでシャンパングラスを傾ける中、真美子さんは「運転があるので」と飲まず 
女性セブン
安達祐実と絶縁騒動が報じられた母・有里氏(Instagramより)
「大人になってからは…」新パートナーと半同棲の安達祐実、“和解と断絶”を繰り返す母・有里さんの心境は
NEWSポストセブン
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《小島瑠璃子が活動再開を発表》休業していた2年間で埋まった“ポストこじるり”ポジション “再無双”を阻む手強いライバルたちとの過酷な椅子取りゲームへ
週刊ポスト
安達祐実と元夫でカメラマンの桑島智輝氏
《ばっちりメイクで元夫のカメラマンと…》安達祐実が新恋人とのデート前日に訪れた「2人きりのランチ」“ビジュ爆デニムコーデ”の親密距離感
NEWSポストセブン
イベントの“ドタキャン”が続いている米倉涼子
「押収されたブツを指さして撮影に応じ…」「ゲッソリと痩せて取り調べに通う日々」米倉涼子に“マトリがガサ入れ”報道、ドタキャン連発「空白の2か月」の真相
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
《安達祐実の新恋人》「半同棲カレ」はNHKの敏腕プロデューサー「ノリに乗ってる茶髪クリエイターの一人」関係者が明かした“出会いのきっかけ”
NEWSポストセブン
元従業員が、ガールズバーの”独特ルール”を明かした(左・飲食店紹介サイトより)
《大きい瞳で上目遣い…ガルバ写真入手》「『ブスでなにもできないくせに』と…」“美人ガルバ店員”田野和彩容疑者(21)の“陰湿イジメ”と”オラオラ営業
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
《“奇跡の40代”安達祐実に半同棲の新パートナー》離婚から2年、長男と暮らす自宅から愛車でカレを勤務先に送迎…「手をフリフリ」の熱愛生活
NEWSポストセブン
「ガールズメッセ2025」の式典に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月19日、撮影/JMPA)
《“クッキリ”ドレスの次は…》佳子さま、ボディラインを強調しないワンピも切り替えでスタイルアップ&フェミニンな印象に
NEWSポストセブン
売春防止法違反(管理売春)の疑いで逮捕された池袋のガールズバーに勤める田野和彩容疑者(21)
《GPS持たせ3か月で400人と売春強要》「店ナンバーワンのモテ店員だった」美人マネージャー・田野和彩容疑者と鬼畜店長・鈴木麻央耶容疑者の正体
NEWSポストセブン