両陛下は翌日25日、おふたりの出会いの場でもある軽井沢のテニスコートを訪れ、プレーを観戦された。コートを11時頃に出発されると、あるペンションに向かわれた。

「そこでは黒田清子さんと一緒にランチをされたようです。清子さんにも、手術の話をされたのでしょう。清子さんは、手術を控え心配なお気持ちを抱えていらっしゃるだろう美智子さまに、子供の頃からの合言葉である“ドンマーイン”と励ましの言葉をかけられたのではないでしょうか」(前出・別の皇室ジャーナリスト)

 ご夫妻は14時過ぎにペンションを出発された。沿道に集まった人たちが手を振ると、ご夫妻は満面の笑みで会釈をされた。

 元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、今回の軽井沢でのご静養の持つ意味をこう説明する。

「上皇上皇后両陛下にとって、軽井沢は心休まる、また、英気を養える場です。軽井沢に別荘を持つご友人も多いですし、上皇后陛下は戦時中、疎開もされていました。おふたりの出会いの場でもあります。今回もご友人やご親族とも交流でき、心からお休みになれたと思います」

 思い出の地で、気心の知れた人たちと話をされ、美智子さまはきっと勇気づけられたに違いない。

※女性セブン2019年9月19日号

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